2021/10/02(土)


TARTARUGA in Bali!

タルタルーガ、バリ島にやってきました。
※ この旅行もコロナ前の話になります。

この頃エアアジアが成田-デンパサール(バリ)直行便を新規就航していて、
お得なプロモーション価格の航空券をゲットしたので初めてバリ島にやってきました。
(残念ながら不採算で、その後この路線は撤退)
バリの日記と言えば、以前黄帯の西村Caranguejoさんがこのブログ内に書いていて、
自身初めての「外国でカポエィラ」をした話が、当時とても評判の良かった日記です。(西村さん元気してますか?)

西村さんの日記→ 「Surf Trip in Bali & カポエィラ」
今回のレポートは西村さんの前作をオマージュして、タルタルーガ的にフィーチャーした本人未公認の正統続編です。
読者のみなさま、今回もどうぞよろしくお願いいたします。
・・・・・・・・・。

バリ島(インドネシア語: Pulau Bali)は、東南アジアのインドネシア共和国バリ州に属する島です。州都はデンパサール。

首都ジャカルタがあるジャワ島のすぐ東側に位置し、面積5,633km2、2019年の島内人口は約436.2万人となっています。
バリ・ヒンドゥーが根ざした地域として知られます。
訪問した時期はちょうど「ガルンガン(Galungan)」という、バリ島の祭礼日の期間で、
島内の各々の家の前にはペンジョール(Penjor)という七夕の竹飾りにも似た、竹の飾り付けが立てられます。

ガルンガンとは210日ごとに巡ってくるバリの祭礼日で、世の中の善(ダルマ)の悪(アダルマ)に対する勝利を記念する祝日と言われており、
各家の家寺や村の寺院に天上界の神々や自然霊、祖先霊が降り立ち、人々は供物でもてなし、祈りを捧げます。

祖先霊が各家庭に帰ってくる事から日本のお盆のような宗教行事と言われる事もあります。

街中にペンジョール立ち並ぶ姿はとてもバリらしく画になります。いい時期に来ました。
バリ島はインドネシアの観光地の中では圧倒的な人気を誇っていて、みなさんも観光についてはインドネシア=バリみたいなイメージなのではないでしょうか。

バリ島のメインの観光エリアは主に空港やサーフポイントのある南部に集中していますが、島内には高原や火山湖といった景勝地に、神秘的な遺跡も点在しています。
西村さんはバリ島にサーフィンをしに来ましたが、タルタルーガは今回マリンアクティビティはやっていないので、
パート2ではいつものタルタルーガ的な観光紹介をしたいと思います!

まず最初に紹介するこちらは「タナロット寺院」です。
タナロット寺院(インドネシア語:Pura Luhur Tanah Lot)はバリ島中西部の海岸にある寺院でバリ六大寺院の一つとなっています。

入口の割れ門(Candi Bentar)はバリ島で神聖な存在であるアグン山を連想させることから、邪気を寄せ付けない門で山を割った形になっています。割れ門はバリの至るところで見かけることが出来ます。

中に入ると向こうはもう海です。

タルタルーガのバックに見えるのがタナロット寺院です。

青い空に海が映えますね。

海に面したその姿がとてもいい感じで、実にバリらしい画になります。

ヒンドゥー教徒以外は寺院には入れませんが、干潮時には陸続きとなり歩いて渡ることができます。

夕暮れ時には美しいシルエットのサンセット見に多くの観光客が訪れる人気スポットです。
バリと言えばまずは海ですからこのコントラストはとても良いです。
バリに来たらマストで行ってほしい場所ですね!

続いて島内部に入ったこちら。


ここはコーヒー農園経営のコーヒーハウスです。
バリ島では主に北部の高原地方でのコーヒー生産がされていて、バリコーヒーとして出荷されています。

島内には農園経営のコーヒーハウスが点在していて、そこでは観光客向けにコーヒーの紹介と販売を行っています。


中ではバリコーヒーや紅茶を試飲させてくれます。
ここでの目玉は「コピ・ルアック(インドネシア語:Kopi Luwak)」です。

コピ・ルアックはジャコウネコの糞から採られる未消化のコーヒー豆のことで、「コピ」はコーヒーを指すインドネシア語、「ルアック」はマレージャコウネコの現地での呼び名です。

独特の香りを持ったコピ・ルアックは、産出量が少ないその希少性により、高額で取り引きをされています。
ここでは実際にルアックを飼っていて、工程の説明や実際にコピ・ルアックを飲むことができます。



「糞から採られる未消化のコーヒー豆」の時点でインパクトが強いですが、スタッフさんの話だとルアックは美味しいコーヒー豆しか食べないので、



出てくるものは必然的に美味しいコーヒーだとの事です。なるほど。

というわけで、タルタルーガも注文してみました。現地相場としても値段は高めです。

来ました!

スタッフさんが淹れてくれます

早速飲みます。・・・・・。ちょっと酸味が強い感じですが、まあ飲めます。
美味い!って感じではないですが、これはこれで面白い経験ができましたので、バリ島に来た際はどうぞ。
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タルタルーガ、バリ島内を移動している道すがら、車内から気になる行列を見かけました。


先に説明した通り、このガルンガンの時期はバリの人々は民族衣装を身に付け、綺麗に飾り付けられたお寺に参拝に行くようで、

普段とは違った賑やかな街並みを楽しむことが出来ます。

インドネシアの宗教は87%がイスラム教なので、ヒンドゥー教は約2%。その内の多くがバリで暮らしてます。
タルタルーガは既に東南アジア各地行っていますし、インドネシアも3回目ですが、

バリ・ヒンドゥーの世界観が根付くこの島の独特な雰囲気はとても興味深く面白いです。
繰り返しますが、本当にいい時期に来ました。

さて、次に訪問したのはバリ島内部では人気の観光地ウブドから8キロほど北上したところにあるこちらの場所。

(ウブド中心エリア)

「テガララン・ライステラス(Tegallalang Rice Terrace)」です。

テガラランは北から南に流れるトゥンガン川やマス川に削られた南北に細長い舌状台地にあり、川沿いに作られた棚田(ライステラス)の風景が特に有名です。
この棚田を見るために多くの観光客が訪れます。

棚田反対側にはカフェやお土産屋が並び、棚田を見ながら食事やお茶をしたりとのんびりできます。

タルタルーガもここで一休み。


いやー美しい緑の眺めです。きれいな棚田が連なっております。
インドネシアでは米(nasi)は主食の一つですから、米作が盛んなんですね。インドネシア人の米の消費量は日本人以上だそうです。

(定番のナシゴレン)

バリ島には他にも「ジャティルイ」という世界遺産にもなったライステラスがあるのですが、結構遠いため、アクセスしやすいテガラランはおススメです。

ぜひ美しい棚田を見ながらのんびりしてみましょう。
テガラランで一息ついた後、タルタルーガさらにその先に進みます。

テガラランからさらに北上したところにある「ティルタ・ウンプル寺院(インドネシア語: Pura Tirta Empul)」へ向かいます。

(寺院入口)
ティルタ・ウンプル寺院はバリのワルマデワ王朝(10~14世紀)に建設された寺院で、バリ島内に数ある寺院の中でも由緒あるところです。

寺院は聖なる場所でもあるので、半ズボンなど露出が多い服装の場合は入場の際にはサロン(腰布)を巻いて入ります。

サロンは入り口でレンタルすることが出来ますので、タルタルーガもレンタルして身に付けます。

どうですか、似合ってますか?


ここもガルンガンの時期のためか、多くの民族衣装に着飾ったバリの人々がいます。


楽器を鳴らしながら寺院内を練り歩いています。


集団のその姿は実に煌びやかです。

では、寺院の中に入ってみましょう。

ティルタ・ウンプル寺院は泉から聖水が豊富に湧き出る「聖水の寺院」として知られ、沐浴場としてバリ人にも観光客にも有名です。
沐浴は「ムルカット」といって、バリ・ヒンドゥー教徒にとって心身の浄化のために様々な場面で行われます。

沐浴場に着きました。

見てのとおり多くの人々が沐浴を行っています。

これは壮観です!

写真では伝わりにくいですが、水の音と人の声や熱気には外から見てもすごいエネルギーを感じます。
また『プジャティ』と呼ばれるお供え物のカラフルさも目を引きます。

これはバリでしか見れない光景かと思います。

「ティルタエンプル寺院」の名前にあるティルタは「水」を、エンプルは「聖なる」という意味を表していて、
伝説によるとこの寺院に沸く泉は、魔王マヤ・ダナワと戦った神インドラが杖で大地突き不老不死の水を沸きださせた泉と伝えられています。

この泉から沸く聖水は、伝説にもあるように不老不死・無病息災の力があると信じられているそうです。

この島に来てから感じるのはバリの人々と神々との関係が日常に生きていることですね。

人々は信心深く、その世界観で日々生きています。

読者のみなさま、ぜひバリへ、バリ・ヒンドゥーの世界を感じてみてください!
-------------ここからカポエイラのお話-------------------
「Surf Trip in Bali & カポエィラ」パート2も当然バリでカポエイラをやります。
タルタルーガ、今日の練習場所に向かいます。

練習場所はバリ島南部にあるリゾートエリア、クロボカン (Kerobokan)にあるこちらの建物の2階です。


(入口)

というか、パート1で西村さんが訪問したところと同じ場所です。
西村さんは中に入るのにかなり緊張した模様でしたが、
タルタルーガも各国様々な団体を訪ねていますが、やはり中に入るときはいつも緊張しますね。
外国でカポエイラシリーズではよくあるんですが、早めに行ったら誰もいない。とかは定番です。
あと、西村さんみたいに連絡が当日まで来ないとかも普通です(全く来ないこともよくある)。
というわけで、今回訪問した団体はこちら。

Escola Cultural Zungu Capoeira Bali
URL: https://www.capoeirabali.com
Zungu Capoeiraのバリ支部です。
Zungu Capoeiraはブラジル人「Mestre Cacá」がサンパウロで師事する団体で、バリ以外にもインドネシア各地に拠点を持っています。

(Mestre Cacá)
Zungu Capoeiraと言えば、去年レポートしたジョハンさんのスラバヤ支部に続いての登場になりますね。

(スラバヤ編)
ここバリの先生はインドネシア人カポエイリスタNoko。

(Inst.Noko)
彼はジャワ島出身で、元々はジャワ島の団体でカポエイラを学び、2006年にバリに移住して2007年にバリに初のカポエイラ団体を立ち上げたそうです。

中はこんな感じで、普段はヨガやダンスのスタジオとして使われています。
この日の参加人数はタルタルーガ含めて6人。
インドネシア人と、フランス人1名と日本からタルタルーガです。
ガルンガンのため実家に帰っている人も多く、普段よりも参加者が少ないそうです。
バリはインドネシアでも一大観光地ですから、島外からも多くのインドネシア人が仕事で来ているそうです。
さあ、パート2ではタルタルーガがバリで頑張ります!
この日の練習は主に二人組で行いました。


床の動きからアウーでカベサーダの対応や、チゾーラなどでした。

Noko先生の実演説明。上手いです。
面白かった練習は二人組で向かい合ってしゃがみ、

一人が手の平に石を持って、

もう一人がアウーフェッシャードをしながら石を取るというもの。
これが中々難しく体に効きます。
全体的に動きはじっくりとした感じの練習が多かったですね。
このあたりは慣れないので、キツイですが面白かったです。

最後はみんなでジョーゴです!


初めは床をメインに使ったゆっくり目のジョーゴです。

タルタルーガも割って入ります!


器用に避けます。皆さん上手いです。


この日やったチゾーラ!


近距離をキープしながら引き付けて得意のバナネイラからの攻撃!



タルタルーガ、所々魅せます!!
夜とはいえ室内はバリの熱気がこもります。

フランス人の彼とジョーゴ!

聞くと彼はカポエイラ自体はフランスで習っていて、今は旅行者として1年近くアジアを旅行する予定で、その途中でバリにいるそうです。

この後も各地でカポエイラをしていくつもりだと言ってました。いい生き方だなあ!


タルタルーガ、最後は早いリズムのジョーゴでガンガンいきます!




パート2はこんな感じで練習終了!タルタルーガもバリでもいい経験ができました。
バリは世界的な観光地のため外国人旅行者や移住者も多く、受け入れてくれる土壌が出来ていますので、
外国でカポエイラをしやすい場所ではないかと思います。実際に多くの外国人が来ているそうです。
Zungu Capoeiraもインドネシアのイベントはバリで行っています。
今回もパート1に続いて、
"Can I have a group photo?"
ということで、

Escola Cultural Zungu Capoeira Bali
Suksma!
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さて、読者のみなさま、無事にパート2でもタルタルーガがバリでカポエイラしてきたところで今回もラストになります。

タルタルーガ、バリ島中西部ムングゥイにある世界遺産「タマンアユン寺院(Pura Taman Ayun)」を訪問しました。

この寺院は、かつてこの地にあったムングゥイ王国の国寺として1634年に建てられ、バリ島で2番目に大きな寺院です。


タマンアユンとは美しい庭園という意味で、寺院の周囲はお堀がめぐらされ、寺院内は美しい芝生が広がっています。

原則的に異教徒は寺院の中には入れませんが、境内周囲を取り囲むように遊歩道が造られ、一般の観光客も遊歩道から境内を見物することができます。

この寺院の最大の特徴として、境内に「メル」と呼ばれる多重塔が10基も立ち並んでいることです。

メルは霊峰アグン山を模しているとも言われ、山の精霊が祭られています。

整然と並ぶメルの姿は神秘的ですね。
バリ・ヒンドゥの神々の世界観が生きるこの島の独特の空気は、長年多くの旅行者を引きつけています。

元野球選手の新庄剛志もCM撮影で来たバリが気に入って即断で移住したのも分かる気がしますね。

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さて、読者のみなさま、「Surf Trip in Bali & カポエィラ パート2 」いかがだったでしょうか?
いつものタルタルーガの日記じゃねーか!というツッコミは勘弁していただくところで、
普段は大体が初めての場所や団体を訪問することが多いので、先人に続いてレポートをするというのは面白かったですね。

ちなみにその後、黄帯のイソガイさんがこの団体を訪問しています。
イソガイさんは元々サーフィンでバリによく行っているので、コロナが収まったらまた訪問してくれると思います。(パート3あるかな?)

今回紹介したのはバリのほんの一部分です。この島の魅力は底知らずなのでコロナが収まってきたら、
ぜひ読者のみなさまも神々の住む島バリへ!
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ああ、そうだ。
今年も気づいたら10月になっていました。残り3か月ですが、まだブログのストックがあるので(苦笑)、
年内また作成を頑張ろうかと。
ちょっとプレッシャーをかけるために久々に次回の予告をしようと思います。
次回の「外国でカポエイラ」の舞台は・・・・・・・

U・S・A!

自由の国アメリカです。北米だと以前カナダのバンクーバーに行った時の話は書きましたが、アメリカは初登場になります。

アメリカといっても50州もあって広大ですからね、一体どこが舞台なのでしょうか?また次回お会いしましょう!

Sampai nanti!
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読ませていただきました。ありがとうございました。katura「奇しくも11年前の今日」 カポエイラ結婚式 3月30日(土) 青帯 荻原さみーさん
ありがとうございます!荻原「奇しくも11年前の今日」 カポエイラ結婚式 3月30日(土) 青帯 荻原.わーステキ♡
おめでとうございます!!!!!!!さみー「赤帯アヴァリアサォン(昇段試験)」2018/07/05(木) 青帯 えんどーさみちゃん ありがとう!
細かいことは気にせずに、気軽に顔見せに来てね!久しぶりクラスもまた是非♪えんどー「赤帯アヴァリアサォン(昇段試験)」2018/07/05(木) 青帯 えんどー.わー!遠藤さん!!おめでとうございます\(^o^)/
私は何もかもを忘れてしまって練習行くの怖くなってるので、また久しぶりの人むけレッスンの開催楽しみにしてますっっ(*さみーカポエイラ・テンポに入って5年が経ちました 黄帯アヤコ.人見知りだなんて聞いたことねーぞ…!可児「花蓮巴西戦舞! Flower Sun and Rain (Capoeira in Hualien ,TAIWAN」 台湾 花蓮編 青帯TARTARUGA」.中国語の先生にカポエラのことを聞こうと思って準備して行ったら全く知らないそうな。
卡波耶拉は意味の無い音だけのあて字だと思うけど、「耶」はキリストのイメージがあalegre「母と娘と幸せのトロッカ・ジ・コルダス」 2016/07/03 緑帯 春日もしもりえさんがいなければ、メンバーにはなっていなかったと思う(笑)
一緒のお稽古の時、いつも嬉しい。
これからもよろしくお願いします!春日「母と娘と幸せのトロッカ・ジ・コルダス」 2016/07/03 緑帯 春日銀だこ食べながら読んでたのに、途中からどんどん泣けてきて困った…(>_<)
同じ親子メンバーとして、いつも頑張っている姿を尊敬してるし、励まされています。
ウチは相当なマイペー森山