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「スラバヤ・カミカゼ」 インドネシア スラバヤ編 青帯TARTARUGA Capoeira in Surabaya , INDONESIA

東京・新宿区で教室活動するカポエイラ・テンポ(カポエラ)のみんなが書くブログ。 練習やイベント情報、ブラジル日記やメディア裏話も!
2020/11/18(水)
スラバヤにやってきました。

Halo!


スラバヤ

タルタルーガ、スラバヤにやってきました。

前回までの旅行はガッツリとヨーロッパでしたが、今回ガラッと変わってインドネシアが舞台となります。

読者のみなさま、今回もまたよろしくお願いいたします。

※この旅行もコロナ前の話になります。


ジャワ島スラバヤ

スラバヤ(インドネシア語:Kota Surabaya)は、ジャワ島にあるインドネシア第2の都市で、人口約300万人の東ジャワ州の州都です。


サメを意味するSuraとワニを意味するBayaがこの地で最強の動物を争った

タルタルーガの後ろに見えるのはスラバヤを代表するモニュメントで、「スロボヨ記念碑(Suroboyo Monument)」です。

スラバヤの語源はインドネシア語でサメを意味するSuraとワニを意味するBayaがこの地で最強の動物を争ったという神話に由来されています。

このモチーフはスラバヤの市章に表されています。

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なかなかカッコいいですよね。

近くにいたこのアニキと一緒に撮影

ついでに近くにいたこのアニキと一緒に撮影。

海外ではなぜか一緒に撮ろうと言われることがあります。

タルタルーガ、人気なんでしょうか!アハハハ。


・・・・・・・。


さて、タルタルーガ、スラバヤを観光します。

インドネシアの大都市
車とバイクでごった返しております

市内の大通りはインドネシアの大都市らしく車とバイクでごった返しております。

スラバヤは熱帯のため一年中暑いです。

こちらのある建物

タルタルーガ、こちらのある建物にやってきました。

The House of SAMPOERNA

ここは「The House of SAMPOERNA(サンポルナの家)」という名前の博物館です。

サンポルナ

「サンポルナ」は、1913年創業のインドネシアのタバコ会社で、

ここにはタバコに関わる歴史博物館と、タバコ工場が併設されています。

(サンポルナの家)という名前の博物館です

この建物はオランダ植民地時代をイメージしたコロニアルなデザインとなっています。

タバコ葉

タバコの博物館らしく、どこか独特な臭いがしますね。

クレテック
香辛料のクローブ

インドネシアのタバコの多くは「クレテック(Kretek)」といわれるタバコ葉に香辛料のクローブが入っているタイプで、

独特の甘い香りが特長となっています。

タバコ

ちなみにインドネシアではタバコが安価なのと、恐ろしいことに喫煙年齢を規制する法律が無いので若年層の喫煙も問題になっており、 喫煙率はメチャクチャ高いです。

ステンドグラス

とはいえ、インドネシアのタバコ産業は国の最大の収入源の一つとして、多くの雇用を産出しており、

クレテックタバコは国内消費だけでなく海外へ輸出され、世界の愛煙家に好まれています。

創始者一族
陳列品
お菓子

館内は中国からやってきた創始者一族の歴史とサンポルナ製のタバコに関わるものが展示されています。

こんなクラシカルな地図もあります。

こんなクラシカルな地図もあります。

スラバヤはここです

(スラバヤはここです)

二階へ
タバコ工場

2階からはタバコ工場を見学することが出来ます。

タバコ工場2

訪問当日は休日だったのでお休みでしたが、

平日は稼働中の工場を見学できます。

その姿は下記の動画の通り。かなり人数が手作業でタバコを作っている光景は圧巻です。



ただ、ここまで引っ張っておいてあれですが、残念ながら今年から工場は閉鎖したそうです。

ですが、The House of SAMPOERNAはタバコに興味が無くても楽しめますし(タルタルーガはノンスモーカーです)、

カフェ

オシャレなカフェも併設されていて、良さげなインドネシア料理を食べることもできるので、

カフェ内
高めのインドネシア料理

スラバヤ観光ではおススメのスポットです。 当地訪問の際には是非寄ってみてください。


マレーシア経由

タルタルーガ、今回スラバヤへは日本から直行便がないので、マレーシアのクアラルンプール経由でやってきました。

羽田からの深夜便で来たためクタクタです。なので、いつもよりもいいホテルに泊まることにしました。

Four Points by Sheraton surabaya
「フォーポイント・バイ・シェラトン・スラバヤ(Four Points by Sheraton Surabaya)」

「フォーポイント・バイ・シェラトン」は世界的なホテルチェーン「スターウッドホテル&リゾート」の代表ブランドである「シェラトン」の姉妹ブランドです。

Tunjungan Plaza

場所はスラバヤ最大規模のショッピングモール「トゥンジュンガン・プラザ(Tunjungan Plaza)」に併設されており、とても便利です。

ロビーもモダン
プールもあり

ロビーもモダンでキレイで、プールもありインドネシアの喧騒を忘れてリラックスできます。

ホテル廊下

部屋のフロアは21階です。

部屋は清潔で快適

部屋は清潔で快適です。

バスルームもキレイ
アメニティも揃っています

バスルームもキレイで、アメニティも揃っています。

21階からの眺めがとてもいいです。

なんと言っても21階からの眺めがとてもいいです。

快適なホテルライフに大満足です。ヒャッハー!

タルタルーガ、快適なホテルライフに大満足です。ヒャッハー!

ちなみにこのホテルですが、1泊5000円くらいです。

普段はアジア圏の場合は2000円~3000円くらいのホテルに泊まっているのですが、

少しグレード上げると大分快適になりますね。

Four Points by Sheraton

「フォーポイント・バイ・シェラトン」は比較的リーズナブルなラインナップなので、ぜひ宿泊先の候補に入れてみてください。

エグゼクティブ気分

タルタルーガ、この日は上から見下ろす男として、エグゼクティブ気分です。

アハハハ!



・・・・・・・・・・。









----------------ここからカポエイラのお話-------------------


さて、スラバヤにやってきたタルタルーガでしたが、いつものように現地団体を訪問します。

今回はある人物を訪ねにやってきました。

1階はオフィスになっていて、練習場所は2階です。

事前に教えてもらっていた、向かったのはこちらの建物。

1階はオフィスになっていて、練習場所は2階です。

練習時間は夜からでした。

練習時間は夜からでした。

入り口にはCapoeiraの看板が。

建物横にある入り口にはCapoeiraの看板が。

2階へ

階段を上って2階へ

というわけで今回訪問した団体はこちら。





Escola Cultural Zungu Capoeira Surabaya Indonesia

Escola Cultural Zungu Capoeira Surabaya Indonesia

URL: https://www.facebook.com/ECZCIndonesia/


Zungu Capoeira Surabayaは、アペリード「KAMIKAZE(カミカゼ)」ことジョハン・イシイさんが指導している団体です。

ジョハンさんとメストレ・トニー
(ジョハンさんとメストレ・トニー)

ジョハンさんはお祖父さんが日本人の日系インドネシア人3世です。

日本での留学経験もあり、現在は家業のビジネスで日本へもよく出張されています。

出張の時によくテンポの練習に参加してきてくれるんですね。

で、その出張の時によくテンポの練習に参加してきてくれるんですね。

みんなで中華

よく来てくれている反面、誰もまだスラバヤには行ったことが無かったので、今回タルタルーガが行ってみることにしました。



中はとても広々としています

中はとても広々としています。

鏡もある
マットやトレーニング機器も置いてあって、設備が充実しています。

マットやトレーニング機器も置いてあって、設備が充実しています。

奥の部屋には楽器とかが置いてあり
書棚にはいろいろなカポエイラの本があります

奥の部屋には楽器とかが置いてあり、書棚にはいろいろなカポエイラの本があります。

テンポの本もこの通りありますね。

テンポの本もこの通りありますね。

早く練習場所に来てしまったので、開始まで時間がありました。

タルタルーガ、この日は早く練習場所に来てしまったので、開始まで時間がありました。

ジョハン「練習前に自分のトレーニングも兼ねてサーキットトレーニングをやっているんですよ。タルタルーガさんやってみますか?」

ということで、サーキットトレーニングをやってみることにしました。

スペース全部を使って、ポイントごとにトレーニングをします。

まずその場でスクワットジャンプをした後、一番目のポイントへ。

バトルロープです

バトルロープです。タルタルーガ初めてやります。

バトルロープです これはキツイ!

これはキツイ!

続いて、ダンベル!

続いて、ダンベル!

ダンベル!キツイ!

さらにキツイ! ヒェー!

ちなみにポイント間はダッシュで移動です。

からの縄跳び!

からの縄跳び!

からの縄跳び!2

タイムも測るので、休む余裕が全くありません!

最後はケトルベル

最後はケトルベルの上下運動。ヒィー!

ケトルベル1
ケトルベル2
ケトルベル3
ケトルベル4
※i写真はジョハンさんの撮影。

フゥ~、タルタルーガなんとか頑張ってやり切りました。

ジョハン「タルタルーガさん、写真ちゃんと撮れてますか?もう一回やりますか?」

私「いいえ!もう大丈夫です(笑)!」

タルタルーガ、練習前から既に腕がパンパンです。でもいい運動になりました。


トレーニング終って、そろそろ練習時間です。

ジョハンさんもいろいろと準備。

ジョハンさんもいろいろと準備。

段々と本日の参加メンバーが現れてきました。

その中で、見覚えのあるメンバーを見つけました。

Portão

彼(Portão)は数年前日本に留学していて、その時に東新宿支部(現:笹森道場)に通ってたんですね。

ブラジルフェスタにも来ていたのを思い出しました。

私「こんにちは。スラバヤには初めて来ました。今日はよろしくお願いします。」

彼「ヨロシクオネガイシマス」

私「東新宿支部での練習の思い出とかありますか?一緒に練習した人とか。」

彼「ソウデスネー。ササモリ先生にはお世話にナリマシタ。」

  「他ハ、エー・・・・・・・・・ット、セイコサン?」

ササモリ先生
(笹森先生)

セイコサン
(聖子さん)

日本での生活はとても楽しかったそうです。

日本での生活はとても楽しかったそうです。


練習の開始です

それでは、練習の開始です。

3列で前に進みながら動き

本日の練習は準備体操から始まって、3列で前に進みながら蹴りの練習。

蹴りの練習1
蹴りの練習2

段々と蹴りからの動きのコンビネーションもやっていきます。

ジョハンさんが見本を見せてくれます。

ジョハンさんが見本を見せてくれます。

アルマーダ

タルタルーガもやります。この日はアルマーダ、コンパッソからのポンチで裏周りを練習です。

コンパッソ
コンパッソ2
コンパッソからの
ポンチで裏周り1
ポンチで裏周り2
ポンチで裏周り3
ポンチで裏周り4

こういった技はあまりやらないので、いい練習になります。

そして二人組になって練習。

そして二人組になって練習。

この日は特に相手の横を取る動きをしました。

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メイアルーア・ジ・フレンチを蹴って、反対の行先をブロック。

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そこからの反撃の対応とかをやりました。

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DSC09401.jpg
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DSC09404.jpg
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参加メンバーは若者が多く、みなさんなかなか上手です。

インドネシアは人口約2.5億人を抱える国(世界第4位)で、平均年齢は約29歳と非常に若く(日本の平均年齢は約48歳)、

練習も活気があります。

最後はみんなでホーダです!

最後はみんなでホーダです!

ムスリマもジョーゴ

みなさん頑張ってます。

Portãoとジョーゴ!

Portãoとジョーゴ!

Portãoとジョーゴ2
Portãoとジョーゴ3
タルタルーガ、スラバヤでも頑張ります!

タルタルーガ、スラバヤでも頑張ります!

ジョハンさんとジョーゴ!

ジョハンさんとジョーゴ!

ジョハンさんとジョーゴ!1.5
ジョハンさんとジョーゴ!2
ジョハンさんとジョーゴ!3
ジョハンさんは攻撃強いです!
ジョハンさんは攻撃強いです!2

ジョハンさんは攻撃強いです!油断できません!!

油断できません!!

いつも来ていただいているお礼に、テンポを代表して頑張ります!

ジョハン バチード
テンポを代表して頑張ります!
ホーダも無事終って練習終了~

ホーダも無事終って練習終了~。練習前のトレーニングからいい汗をかきました。

Zungu Capoeira Surabayaのみなさま、突然の日本人カポエイリスタの来訪にどうもありがとうございました。

練習後はストレッチをしながら、ジョハンさんが参加メンバーに日本のテンポのこととかを話していました。

インドネシアにカポエイラが入ってきた2000年初めころは、今のような手軽にYOUTUBEとかでカポエイラ動画を見れる時代ではなかったので、

当時テンポのWEBサイトで上がっていた技動画をインドネシアのカポエイリスタたちは参考にしていたそうです。

技動画

同時に同じアジアに住む日本人が頑張っていることに非常に刺激を受けたと言っていました。

オランダ領東インド

ここで日本とインドネシアの歴史を説明すると、インドネシアは長らくオランダの植民地だったのですが(オランダ領東インド) 、

太平洋戦争中に日本軍の南方作戦(蘭印作戦)によって、日本に占領されていた時代があります。

その後、日本は連合国に敗戦し太平洋戦争は終結するのですが、その際に帰国せずそのままインドネシアに残った日本兵たちがいて、

彼らはその後インドネシア独立戦争に義勇兵として参加し、独立後も帰国せず現地にそのまま残留した日本兵もいました。

ジョハンさんのお祖父さんもその一人で、インドネシアで事業を起こして成功を収めています。

中でも「乾燥糸こんにゃく」の生産は、現地では捨てられていたこんにゃく芋を加工して作られていて、日本へも輸出されています。

イシイという名前の糸こんにゃく

インドネシア国内でもイシイという名前の糸こんにゃくがヘルシーフードとして販売されています。

裏には創業者の石井正治さんのメッセージが。

石井正治さんのメッセージ

こんにゃくの生産はインドネシアと故郷日本の架け橋となる事業として行っていたそうです。

そして孫のジョハンさんもその意志を引き継いで仕事をされています。

インドネシアと日本の交流

今回はここスラバヤでカポエイラを通じて、インドネシアと日本の交流が出来ました。

スラバヤはインドネシアでは大きい都市ではあるものの、メジャーな観光地ではないので、

ビジネス以外では訪れる人が少ないですが、カポエイラで交流してみてはいかがでしょうか?


ちなみにタルタルーガ、一つ気になることがあったので、質問してみました。

私「ジョハンさんのアペリード、"カミカゼ"はすごくインパクトがあると思うのですが、どんな由来なのですか?」

ジョハン「あ~、初めの帯を取るときに、何も考えずに猛突進してきて危険だからメストレが付けたんですよ(笑)。ハッハー!」

この大らかなところがみなさんから信頼されてるのではないかと思いますね。

ジョハンさん、いろいろとどうもありがとうございました。

ジョハンさん、いろいろとどうもありがとうございました。

日本のメンバーもなかなか訪問できなかったので、今回スラバヤに来れてよかったです。

コロナが収まったら、是非またテンポの練習に来てください!


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【-翌日-】

スラバヤ・ジュアンダ国際空港
(スラバヤ・ジュアンダ国際空港)

首都ジャカルタへ向かいます。

さて、タルタルーガ、スラバヤを離れ次は首都ジャカルタへ向かいます。

空港は新しく
売店

空港は新しく、売店ではインドネシアらしくこんなバティック(ろうけつ染)のアイテムが売っています。
ガルーダ・インドネシア航空
ガルーダ・インドネシア航空 飛行機

ジャカルタへはインドネシアのナショナルフラッグ、「ガルーダ・インドネシア航空」で飛びます。

CAさんもバティック

CAさんもバティックで、アジアンテイストが旅行気分を盛り上げます。

次回ジャカルタ編でお会いしましょう

では読者のみなさま、次回ジャカルタ編でお会いしましょう!

Zungu Capoeira Surabayaのみなさま、突然の日本人カポエイリスタの来訪にどうもありがとうございました。


Dadah!


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