「ブラジル・トイレ・クライシス」2017/11/19(日) 黄緑の今野(Estivador)

東京・新宿区、渋谷区で教室活動するカポエイラ・テンポ(カポエラ)のみんなが書くブログ。 練習やイベント情報、ブラジル日記やメディア裏話も!
2018/01/24(水)
こんにちは!
黄緑帯のEstivadorです。

ブラジル滞在日記のネタを考えているうちに先の投稿からずいぶんと時間が経ってしまいました。

一緒にブラジルに行った方々と同じような内容を書いてしまうのはちょっとなぁ…。

思い悩んでいたところ、
ちょうどある大きな事件を思い出しました。
その反省と教訓を永く後世に伝えるべく、
そして「今だから言えること」を、
以下に綴っていきたいと思います。

結論からいうと、アカデミーアのトイレを詰まらせてしまったのです。
その時の焦りと言ったら、なんというか言葉にならないものでした。
だってカポエィラみたいな激しい運動するのに「今からトイレ使えないよ」って言われたらどうでしょう?いつでもそれが快適に使えるということが、どれだけ幸せなことか。

どういうことかと思われる読者の方もいらっしゃるかもしれませんね。
トイレの品質にかけては世界一と言われる我が国。今時トイレが詰まることなどまずありません。
ゆえに愚かな私は、日本と同じ感覚でアカデミーアのトイレに使用済みのペーパーをポンポン流していたのです。

初めて使うブラジルのトイレ。
「あれ?流れが悪いな…。」

でもどうしたらいいんだろう?
日本のトイレじゃないから、
これがスタンダードなのかな?
他に何も出来ないし、
とにかく流すしかないよね??

私を含む日本人の多くは、「使用済みの紙をゴミ箱に捨てる」という発想がありません。
よって「トイレの紙は家ではどこに捨てればいいか」という発想もまたありませんでした。

そして…。


2日目のことでした。
アカデミーアのトイレ、完全に沈黙。
衝撃でした。
流せば流すほどに事態は悪化する一方。
いろんな意味で「泥沼化」とは、
まさにこのことだと言えましょう。

困った私はトニー先生に相談。
すると先生の表情がさっと変わり、

「紙をトイレに流したのか⁈」

当然のようにハイと即答。

…今思い返してみると、「知らない」ということは本当に恐ろしいものです。
その深刻な顔を見て、ブラジルではトイレに紙を流してはいけないということを覚ったのです。
BRICsと呼ばれ経済成長著しいブラジルですが、国内での下水道の整備状況は未だ十分ではないそう。

ブラジル関連のブログは読んだつもりでしたがトイレは完全に盲点でした。きっとどこかで見落としていたのです。初歩の初歩すぎてあえて書く人も少ないのでしょうが、あの出来事を思い出すと今でも本当に申し訳ない気持ちになります。

バチザードを間近に控えているので、慌ててトニー先生と二人でトイレを修理することに。
便器を土台から分解し原因を除去する、
人生初の困難なミッションに挑みました。

トニー先生がオーパオーパいいながら除去作業を行い、それを手伝う私。


しばらくすると、トニー先生が何かをつまみ出しました。

なんだこれ?

よ〜く見ると、なんと水を飲む時に使うプラスチックコップではありませんか!
誰がどう捨てたかは今となってはわかりませんが、トイレの排水管の中から出てきたそれにただ驚く私たちでした。


詰まった原因はやはり紙だったのか?
あるいはコップだったのか?
それがはっきりしない以上、当事者として釈然としない気持ちもあの時はありました。

ですがコップがあろうが無かろうがトイレに紙を流すのはブラジルではNGです。やってはいけないことをしたことには変わりないのです。

文化や慣習の異なる国で過ごすということは、日常の細部に至るまで自分の「常識」を疑い、一層慎重に振る舞わねばなりません。

ブラジル行きとなると、どうしてもカポエィラやその他華やかな部分に目を奪われがちになります。
それだけに、私のこの失敗談がこれからブラジルに行かれる皆様にとって良い教訓となれば、望外これに過ぎたる喜びはありません。
関連記事
この記事へのコメント
URL:
Comment:
Pass:   
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック

 | Copyright © みんなのカポエィラ・テンポブログ(東京) All rights reserved. | 

 / Template by パソコン 初心者ガイド