「この夏の備忘録として」2017/6/18(日)~7/17(月) 赤帯のカツオ

東京・新宿区、渋谷区で教室活動するカポエイラ・テンポ(カポエラ)のみんなが書くブログ。 練習やイベント情報、ブラジル日記やメディア裏話も!
2017/07/28(金)
この時期になると必ず込み上げてくる感謝の念。カポエィラ・テンポ日本支部、新宿本部代表の竜太先生、今年もアツい夏を本当にありがとうございました。

6月後半くらいから、日本でのカポエィラ・テンポ昇段式のため、ブラジル本部から先生方が来日、1ヶ月ほど、日本のメンバーと生活を共にし、メンバーのレッスンも強化練習となっていく。そのような様子をよくメンバーは、夏が来たと例えたりします。ブラジルの先生たちが帰ってしまうと、世間では夏本番にも関わらず、今年の夏も終わってしまったというメンバーもいたり。それだけアツい期間でもあるのです。

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夏の始まりは6月18日日曜、ブラジルカポエィラ・テンポ本部からまず2名の先生たちが来日。
日曜のホーダ後半のこと。

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私服だったが、彼らも飛び入りで参加。そこでビリンバウの音がなり、ホーダが行われているのであれば、どんなに疲れていても、30時間かけて日本に来たばかりだろうが関係なく、ホーダに参加してくれる。
自然と彼らのカポエィラの血がそうさせているように感じた。
それは先日のブラジルフェスティバルでのヴェフメーリョ先生とレウの様子をみてもそうだった。

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ステージ出演を終えて、カポエィラ・テンポのパフォーマンスの時間までパワーをためると言って、休みまくっていたカツオと違い、そういうものはまったく関係なく、いろんな団体さんのホーダの中に入っていく。連日のパフォーマンスにも関わらず。疲労は確かにあるはずなのに、、、。 圧倒された(何年か前、トニー先生も疲労、体の痛みなど関係なく、全開でレッスンを担当したり、ホーダに出ていたのが印象的だった。)。

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ブラジルフェスティバルでは、カポエィラ・テンポ パフォーマンスの時間に精根尽き果てさせること。そう決めて臨んでいたが、いつしか彼らのような血が少しでも流れるような人間になりたいと思った。



話は戻って、フラカォン先生、ヴェフメーリョ先生が来日したその日に、青帯の昇段試験が行われた。
この日4名が青帯試験にのぞんだ。

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ケガでやむなく断念し、2年越しで試験に合格したボルボレッタさんの心境を考えると込み上げるものがあった。
道場ができ、その隣にある筋トレ施設で試験のため、コツコツと体づくりをすることで筋トレに目覚めてくれたももこさん、グッティさん、ありがとう。
筋トレをした方がよい理由は、単にボディデザインのためだけではありません。(カツオはボディデザインも仕事のうちなので、超気を遣いますが)。
たとえば、先生に体のどこを使えと、指摘されたとき、練習中そこを使おうとしながら練習するはずです。
自分たち指導者もその生徒の弱点に気づいているので、それを改善させるメニューを考えます。
しかし、実際の動きのなかでそこの筋肉を使おうと意識して練習しても、そこに使えるだけの筋肉、柔軟性が備わっていない限り、いつまでたっても使えるようになりません。
話は少し逸れますが、カポエィラ・テンポでは基本の動きと応用の動きをはっきりと分け、体系化しレッスンを行っています。
基本の蹴りをしっかりとできていない状態で、いきなり応用の蹴りをやるのは、危ないのはもちろん、そもそも、軸足や腰回りのコントロールやバランスの取り方など、基本的なものは基本の蹴りでしっかりと鍛えるべきで、それができていない状態では、まともには打てませんし、それこそ、コントロールできず相手を傷つけてしまうかもしれない。
技や避けに対しても同じことが言えます。

それに気づいている上帯はみんな補強として、自重トレーニングなり、スタビライゼーショントレーニングなり、それこそカポエィラの動きを使ったトレーニングなり、筋トレをしています。文字通り、弱いところを補うための筋肉トレーニングは必要なのです。
バーベルを使ったトレーニングを勧める理由にもそういうところがあったりします。


話は戻って、この日、大人に混じって小学生のじょうが子どもの青帯試験に合格した。

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今でも彼が体験に来た当時のことを覚えている。ランニングシャツにハーフパンツ、妙に礼儀正しく、敬語と難しい言葉をつかいまくる少年だった。
練習を重ねるごとに、変化する様子をみるのが楽しみだった。
金曜の子ども初級クラスには、ほぼ毎回来て、成長とともに、体験の子どもや低学年の子どもをみるなど、手伝いをしてくれるようになった。
最近では、子ども初級終わりから、メンバー子ども練習までの空き時間で、青帯に必要なカポエィラの倒し技、ケーダの練習をしたりした。
2年前、自分が赤帯に昇段したときにこんなメッセージをくれた。

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数ヶ月前にはアカデミーアのホワイトボードにこんな書き込み。

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彼の持つ僕に対する思いが変わらぬよう、頑張りたいとも思うし、いつかアクロバットや技の面で僕をさくっと越えていくのをみるときが楽しみだったりする。
まあなかなか負けてやらないけどな(笑)

彼だけではなく、メンバー子どもの様子は日々かなり心打たれる。
ブラジルフェスティバルでは、上帯である自分のミスでりお、かんたのバク転を失敗させてしまった。
しかし、彼らはそこでやめない。
場面を変えて、自分から成功させにいった。

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その姿をみて、自分の疲れて減っていた体力ゲージが大幅に回復するのを感じた。大げさな話ではなく。本来なら元気づけるべきは自分だが、逆に彼らに元気をもらっていた。


今回、青帯には学さんも挑戦。海外での大きな仕事のため、みんなと一緒の日には試験をうけられず、昇段式にも参加することができなかった。
試験はブラジルフェスティバルの前日に行われ、昇段式はブラジルフェスティバル当日という特別な場で行われた。カポエィラの体験に来た頃から強いハートの持ち主だった彼は、胸を張って、試験を受けていた。

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話は、今回の昇段式について。
今回は、自分が担当する新橋支部発足から初のメンバーが2名誕生し、初めての帯を巻くことを許された。
カポエィラは武道でもあるので、そのあたりのことを脱することなく、カポエィラを楽しんでいってもらいたい。
そのための環境づくりを新橋支部でもつくっていきたい。

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昇段式始まりの、カポエィラ・テンポメンバーだけのホーダが始まった瞬間、その雰囲気に震えた。

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竜太先生の魂のマクレレー。
数日前マクレレーのペア決めで竜太先生とやることが決まる。
リハのときの打ち合うグリマの重みが半端なかった。
リハーサルの後、たまたまメンバーの平川さんに「やりました。竜太先生とペアですよ。」とボソッと話した。
竜太先生と組むことはそうそうなく、一緒にブラジルに行ったことも、そのブラジルのアソシアサォンジカポエィラメストゥレビンバのホーダの最後を、竜太先生と自分の日本人二人の蹴り合いで締めたことも、2年前の昇段式でのジョーゴジイウナでのバラォンも、そこには必ず何かあり、学ぶべきものがあった。

ケガのことをあまり書くのは良くないが、、、
本番当日、マクレレーは裏のカーテン奥から、準備し、出ていく。

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会場へ一通りアナウンスし終えて準備のためカーテン内に入ってきた竜太先生は「(指導者同士のジョーゴ中に)やベーな折れたかも」と言っていた。(後日の診察で本当に折れていたのだが。)
打ち合うときに、先生が「おまえが動けよ」と一言、その一言で全部を察知し、全開で動くが、正直、力足らず。先生、先輩に頼っていた自分を痛感した。

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先生は折れた状態でマクレレーをやり遂げていた。脚を引きずりながらも、表情一つ変えずに。
その様子を一番近くでみることができたのは、ペアを組み、グリマを打ち合い、リハのときよりも少し軽くなったグリマの重みを感じ、と同時にリハの時以上に重たいグリマの重みを受け止めていた自分である。
あそこで一番学べていたのは自分だと思っている。



一年前、リオデジャネイロオリンピックのシーズン時、TBS系列のあさチャンに、竜太先生に声をかけていただき、二度ほど、出演させていただいた。カツオはリオ五輪・石井オールスターズメンバーだった。

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この時期、ちょっとしたハプニングで自分は手首を骨折していた。

大事なブラジルフェスティバル前だった。
テーピングガチガチでも、多少無理しても、パフォーマンスに出させてもらったが、みんなに気を遣わせていたり、100%を出せず申し訳なかった。
ただ、幸せだった。あの場所にいれて。
来年はコンディション整えて、死ぬ(100%体力を使い果たす)と決めた。
そんなこんなで、今回ブラジルフェスティバルは自分にとって特別だった。

動く喜びを噛み締めながら、カポエィラスペースでのパフォーマンス、ステージでのパフォーマンスに出ていた。

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ホーダの中で思いっきり、動けていたのは、荷物係をはじめ、ホーダでの子どもたちの様子や観ている方たちへの配慮など、目を見張って、事故を起こさせないようにしてくれていたメンバーみんなのおかげでもあります。本当にありがとうございました。

翌日は座れないくらい膝にきてしまっていた。筋肉痛は全身だった。
痛みに猛烈に耐えながらも幸せを感じている自分がいた。
いつこの感覚を味わえなくなるかはわからないから。
でも、それでも、いつまでも味わえるように、日々コンディションを整えて、精進していきたい。

結果的には指一本動かせないくらい、精根尽き果てさせることはできなかった。そのための大技が僕にはないので、来年までに技を磨きたい。

いろいろ感じ、考えられる。カポエィラをやっていてよかったと思うことがこの夏もたくさんあった。
ありがとうございました。

最後に、はじめてヴェフメーリョ先生に meu irmão(兄弟) と呼ばれたのが、本当にうれしかった。

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