「Viva!!カポエイラがある人生」2017/6/18(日) 青帯昇段日記 黄帯のボルボ

東京・新宿区、渋谷区で教室活動するカポエイラ・テンポ(カポエラ)のみんなが書くブログ。 練習やイベント情報、ブラジル日記やメディア裏話も!
2017/06/28(水)
Salve!
皆さんお久しぶりです、ボルボレッタことボルボです。

お久しぶりついでに、いきなりですが、今年、とうとう青帯昇段させていただくこととなりました!

アヴァリァサォン2

カポエイラは各団体ごとに帯の段階が様々ありますが、カポエイラ・テンポは比較的帯の段階が少なく、その分次の帯への道のりが長くなるわけなのですが、その中でもこれまでの帯と今回昇段する青帯との間には、試験内容というよりもその帯を巻くことの意味自体に大きな差があります。

私が青帯を取りたいと思ったのは少し昔の話で、黄帯を取る年のバチザード期間に、青帯以上の人たちだけが受けられる上帯練習の見学をしている時でした。

それまでは、青帯からはケーダという倒し技を使って戦うカポエイラをするので、自分はケーダをするのもやられるのも痛くて苦手だし、戦うというワードも穏やかな?気性の自分としては合わず、自分が青帯になることなんて全く想像できませんでした。

そんな中で見学した上帯練習。

そこでは、青帯が1番の下帯で、いつも自分たちが教えてもらっている日本の先生たちが生徒としてブラジル本部の先生たちからレッスンを受けていて、お互いレベルの高い声かけをしながら練習している姿に、私たちとは違う段階にいる者同士の連帯感のようなものを感じました。

そして私が苦手に感じ"怖いもの"と思っていたケーダの練習が始まりましたが、その練習風景を見ていて、私はどこかライオンの子供たちがじゃれ合ってるような楽しさを感じ、それをとても羨ましく思ったのです。

その時、本当にそれまで全然考えたことがなかったのに、私も今見学来ている同期のみんなと青帯になって、一緒に上帯練習に参加したいと思いました。
(黄帯昇段の集合写真)
みんなで黄帯取ったヨ!

その後も色んな場面で色々考えることがあり、それだけじゃない思いで青帯を目指すことになるのですが、自分の中の転換点は確かにその時の上帯練習でした。


あともう1つ。
昔から色んな団体のホーダやバチザードにお邪魔する機会があって、みんなで楽しく参加していた私ですが、たまにジョーゴ中に危ない場面になることもあり、そんな時、どこからか先生が入って助けてくれてました。

この"助けてくれた"という表現は私が勝手に感じた気持ちで、実際その時の相手の方が私に何か悪い気持ちを持ってジョーゴしていたわけではないのですが、自分が何かしら対応に苦慮していたためそう思ったんだと思います。

それから、他の人でもチラホラそんな感じになっている時があったりして、その度に先生や上帯の人たちが入って助けているところやホーダでの振る舞いを見ていて、先生たちが守っているのはその時の1つのジョーゴだけじゃなく、それ含めホーダ全体を守ってるんだなぁと思うようになり、私も、そうなりたいと思うようになりました。

そしてそのために必要なことは様々ありますが、何より戦うカポエイラ、強いカポエイラを身につけなければと思ったのでした。

私の青帯挑戦の最初の年、同期の中で青になると言ったのは私だけで、大人メンバーではのりさん、子供メンバーではりょうまが試験を受けました。

私は残念なことに直前の怪我でその年の試験は受けられませんでしたが、同じ年にカツオさんが赤帯を取ってみんなで大団円になっている時に、やっぱり私も上の帯を目指して頑張りたいと思いました。
(涙無しには読めないカツオさんの昇段日記)

その次の年は大久保にアカデミーアが出来た年で、テツオさんや同期のひらりんとしかまさんが青帯挑戦することになり、その報告を受けた時には嬉しくて私も一緒に挑戦できたらと思いましたが、まだ戦う帯に挑戦するまでには回復できず断念することになりました。

そうやって青帯になりたいと思いながら過ごした数年間、段々とそれまで見えてなかったことも見えるようになり、上帯の人たちがどんな風に下帯の私たちやグループを支えているのかとか、青帯になるってどういうことだろうとか、何かにつけ考えるようになりました。

そしていよいよの今年です。

青帯初挑戦の年から体ができていないと言われ続けていた私ですが、自分が筋トレなどのトレーニングが苦手なこともありなんとなくズルズルときてしまっていました。

そこで心機一転、大久保アカデミーアの奥にあるトレーニングルームの会員になり、定期的にトレーニングすること数ヶ月。自分でも、体がしっかりしてきたなと感じていて、まだまだ吹っ飛ばされるけど前より体への衝撃が少なくなったと思います。

でも、青帯試験はケーダやジョーゴだけじゃないんです!

セクエンスィア(カポエイラの型)、アクロバスィーア(アクロバット)、ビリンバウのトーキ(リズム)、歌、ブラジルの歴史や流派関係なくカポエイラに関わる全般の知識、ポルトガル語など、本当に頭が追いつかないほどに沢山の準備が必要でした。

何年も待っていたからといって全て完璧にできるわけもなく、当然、自分の出来なさに不安になるのですが、それでもずっと待ち望んできた昇段だったので心踊る気持ちもあり、試験2週間前くらいから妙に変なテンションで毎日を過ごしていました。

今思えば、試験中より試験のことを考えている時の方が緊張していた気がします。。

そして迎えた当日、
試験当日のお迎え

その日に来日するフラカォン先生とヴェフメーリョ先生のお迎えでグッティとももこさんと一緒に空港へ向かう途中、二人のノート(知識やポルトガル語をまとめたもの)が凄くて、一気に自分の準備不足を感じ、めちゃくちゃ焦りました。

焦って試験直前にまた不安になりノートを見返している顔をご覧ください↓

直前のおさらい

(我ながら必死過ぎですね)

でも、ひとたび試験が始まってしまったら、本当にあっという間でした。

アヴァリァサォン1

アヴァリァサォン3アヴァリァサォン4

うまくいかなかったところ、いつもより思いきりできたところ、苦手だと思ってたのに意外に出来て褒められたところ、色々ありますが、テンポのメンバーのみんなに見守られながら、こうやってみんなの時間を割いて試験をやってもらえて、なんて贅沢なんだろうと思いました。

しかも、試験してくれるブラジルの先生たちは青帯試験の中でも、ただ試験をやるだけじゃなく、ちゃんとその中で私たちに必要なことを教えてくれようとするんです。
それが嬉しいし有難い。

最後、グッティが最初に先生から試験の総括をされていて、"Parabéns corda azul"と言われた瞬間、私の番じゃないけど、グワァぁって感情が溢れてきて泣きそうになりました。

この言葉が、すごくすごく私の胸に刺さったんです。
今までの色んなことが一度に目の前に現れて一瞬で去っていった感じ。

アヴァリァサォン5
アヴァリァサォン6
アヴァリァサォン7

試験前もそうだったけど、当日も本当にたくさんの人が私の青帯挑戦を応援してくれていて、昔からのメンバーだけじゃなく、子供達や帯なしメンバーからもたくさん応援してもらいました。

終わった後もおめでとうの嵐で、もうみんなに対する感謝しかないです。

この青帯挑戦を通して、私はこんなにもたくさんの人に支えられているのかとすごく幸せな気持ちになりました。
全ての人にありがとう、と言いたいです。

「カポエイラで人生180度変わる人もいるんだから」

これは私がメンバーに成り立ての頃よく耳にしていた竜太先生の言葉ですが、私の人生は確かに180度変わったなと思います。

ブラジルという国の名前とサンバぐらいしか知らなかった私が、ブラジルの歴史や文化を勉強し、自分でブラジル料理を作って食べるようになり、それまで勉強していたフランス語を差し置いてポルトガル語を勉強し始め、数年後には地球の反対側の国ブラジルまで一人旅し、その2年後にこうして青帯昇段するまでになってるなんて。

私の家族含め周りの人たちもみんなびっくりです笑

自分の人生にカポエイラがあって良かったと、今まで何度も思いましたが、そう思えるのは、カポエイラ自体の魅力もさることながら、私が良い出会いに恵まれたからなのだなぁとしみじみ感じています。

ボルボレッタ!

トニーとアカラジェー

ブラジル本部の先生たち、カポエイラをやる喜びとその奥深さを、何よりもそのでっかい愛情でもって教えてくれました。

先生たちへの気持ちを話し出したらもう一個分日記書くことになるので省略しますが、先生たちとの出会いがまさに私とカポエイラの出会いでした。


笹森先生と餃子
笹森先生、私は怪我するたびに、ああまた笹森先生を心配させてしまうと思い悲しくなりました(TT)
それでも、回復までの道のりを一緒に考えてくれて、時には発破をかけて背中を押してくれたこと、本当に感謝しています。
久保田さんとともに支部を支えていけるよう精進しますので、これからもどうぞよろしくお願いします。


懐かしのもーやん
林先生、帰りの電車で色々話しましたね。
林先生に初めて青帯取りたいと思ってると言った時、当たり前でしょ取るでしょカポエィリスタなんだからと言われ、ポカンとしたのを覚えてます笑
そこからが大変だったのは林先生も知っての通りですが、やっとここまで来れました。
でもまだまだここから!ですよね。


けりっ
竜太先生、私も結構カポエイラ好きだと思うんですが、それでも先生が1番カポエイラ好きなんだなぁといつも思います。
私も負けじとついていきますので、これからもよろしくお願いします。


そしてなんといっても青帯の先輩、遠藤さん。
私は遠藤さんがいなかったら、怠惰な自分を特に恥じることなくリハビリや筋トレを諦めていたと思います。

遠藤さんのひたむきな姿勢に自分の弱さを認識し、途中心折れそうな時も、遠藤さんがあれだけの動きが出来るなら、私も出来るようになるに違いないと希望を持って前に進むことが出来ました。

また、私はちょっとした不調や違和感など感じるとすぐ遠藤さんに言いに行って、そのたびにテーピングしてもらったりアドバイスもらったりと本当にお世話になりました。
同じようにとまではいきませんが、私も自分の経験を生かして他の誰かの頼りになれたらと思います。

そして、本当に最後になりますが、陰ながら何かと気にかけていただいている他団体のカポエィリスタの皆さま、いつもありがとうございます。
これから、バチザードやその他イベントで新たな帯を巻いてお会いできるのを心から楽しみにしています!
(でもどうかお手柔らかに。。)

ということで、もう今週末に迫った私たちのバチザード&トロッカ ジ コルダス。
ブラジル本部から来日した最高師範含め5人の先生と一緒に迎える私たちのハレの日です。

私たちの勇姿もそうですが、何よりカポエイラの本場ブラジル・バイーアから5人も先生が集まるカポエイラのイベントは中々ないので、普段見に来ることのない人、いつも来ていただいてる人関わらずみんなにこの凄さを生で見てもらえたらと思います!

第15回バチザード&トロッカ ジ コルダス!!
600_2017btzd_flyer_omote_kamp.jpg
関連記事
この記事へのコメント
URL:
Comment:
Pass:   
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック

 | Copyright © みんなのカポエィラ・テンポブログ(東京) All rights reserved. | 

 / Template by パソコン 初心者ガイド