「奴隷の様に生きる」 2017年2月17日(金) 青帯 荻原

東京・新宿区、渋谷区で教室活動するカポエイラ・テンポ(カポエラ)のみんなが書くブログ。 練習やイベント情報、ブラジル日記やメディア裏話も!
2017/02/17(金)
私事ですが今月から拝命して働くことが決まりました。
社会人になりやっと仲間と同じ土俵に立てることに、嬉しくもあり名残惜しい気もします。

さておき、就活を経て切実に思うことがあります。
それは、ただ生きてカポエィラを続ける事がどれほど難しいか、ということです。


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テンポに入団してから、間もなく9年の歳月が経ちます。
その間に学生は社会人となり、社会人は異動や転職で、カポエィラから離れざるを得なくなる者を少なからず目の当たりにしてきました。
仕事の関係でなくとも病気やケガで、家庭の事情で、はたまた個人の事情で幾人が過ぎては去って行ったことでしょう。
また、練習に来られている仲間の話を聞いてもやはり、今は時間の融通が利く部署で、とか閑散期だからという状況で、みんな忙しい合間を縫ってカポエィラを続けているという感慨をもちました。


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さて、いざ就職に際し自分も続けられるのか、と考えても自信がないです。
今までより生活に制約がかかり、時間も体力も限られることは間違いありません。
そして、これまでのように定期的に練習に参加し、技術も肉体も上昇する機会は次第に減っていくでしょう。

かつての自分ならカポエィラができなくなりゆく事に、不満を覚えていたと思います。
しかし今ならそうは思いません。
仲間の姿は、誰もが様々な束縛と闘い、時に負けながらも精一杯カポエィラに勤しんでいる(いた)という事を示してくれたからです。


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大昔、ブラジルへ連れてこられた奴隷たちは労働のなか、わずかな余暇の間にカポエィラを作り伝承したと一般的にいわれています。
悠久の時を経た今も、その営みは変わりません。
僕もカポエィリスタとして、あるいはテンポの生徒として、苦境の中でも強く生き抜きカポエィラを後世に伝えた奴隷の様に生きたいです。
それは育ててくれた竜太先生や仲間に対して、あまたの感謝を言うよりも意味のある最大のお礼になるからです。


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