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「METRO MANILA Ⅱ (CAPOEIRA in Manila)」 フィリピン マニラ編 後編 青帯TARTARUGA

東京・新宿区で教室活動するカポエイラ・テンポ(カポエラ)のみんなが書くブログ。 練習やイベント情報、ブラジル日記やメディア裏話も!
2015/06/20(土)
ハロー!

マニラ編も後半です

マニラ編も後半戦です。

食べてばかりの筆者

前回は食べてばっかりのタルタルーガでしたが、(前編は→コチラ


今回はここマニラの観光地を紹介しましょう!

Metro Manila

既にご説明したとおり、一般的にマニラは「メトロ・マニラ」という首都圏から成っています。

マニラ・シティー

タルタルーガ、今回は中心部マニラ市にある、「イントラムロス(Intramuros)」へ向かいます。

イントラムロス

イントラムロスは16世紀にスペイン人たちによって建てられた、フィリピンの首都マニラの最古の地区で、
スペイン語で「壁の内側で」となり、壁で囲まれた都市または要塞を意味しています。
フィリピンという国は、16世紀~19世紀までスペインに統治されていたため、ここイントラムロスは当時スペイン人の政治、軍事、宗教の中心地として機能していました。
残念ながら、第二次世界大戦時の日本軍とアメリカ軍の戦闘で、イントラムロスの既存の建物の大部分がアメリカ軍の爆撃によって破壊され廃墟となってしまいました。
その後、1980年代に街を復旧し、現在かつてのスペイン時代の影響が保たれるマニラ唯一の地区となっています。

イントラムロス入口
コロニアルな街並み

イントラムロスの入口をくぐると、コロニアルな景色が広がっています。いいですねー。

マニラ大聖堂

まず、こちら「マニラ大聖堂」。マニラを代表する教会です。
フィリピンは前述の通り、スペインの統治による経緯から、信心深いローマ・カトリックの国で、国民の大半がキリスト教徒です。

日曜のミサ

日曜日のミサにはたくさんの人が教会を訪れます。アジア唯一と言ってもいいのではないでしょうか。

サン=アグスティン教会

続いて、こちらは「サン=アグスティン教会」。フィリピン最古の教会で、戦時中も戦火を免れて現存しており、世界遺産に登録されています。

回廊

バロック様式の重厚な作りで、趣がありますね。教会内部回廊は博物館になっています。

この日は結婚式でした

この日は結婚式をやっていたため、大聖堂には入場できませんでした。

素敵に着飾ってます

みなさん綺麗に着飾っています。世界遺産の教会で結婚式なんて素敵ですね!

サンチャゴ要塞へ

さらにタルタルーガ、イントラムロスの北端にある「サンチャゴ要塞」へ行きます。

サンチャゴ要塞
要塞入口

サンチャゴ要塞は元々はスペイン人が城塞化し、その後アメリカ統治時代に使用され、日本軍占領時代はここに司令部が置かれました。
今も地下牢、水牢跡などが残っています。
独立運動の英雄ホセ・リサールが処刑前までいた場所でもあります。

ホセ=リサール

ホセ=リサール(José Rizal,1861年6月19日 - 1896年12月30日)はフィリピンの国民的英雄で、医師、著作家、画家、学者でもありました。
志半ばにして捕らえられ、スペイン軍の手で銃殺されたのですが、その意志は人々に受け継がれ、フィリピン独立の英雄として現在も愛され続けています。

The last walk

ホセ=リサールがサンチャゴ要塞から、処刑された場所までの道のりをLast walkといって、
現在では見ての通り、足跡の金属板が打たれています。

足跡をたどると・・

この大元をたどっていくと・・・。

何かが・・・・!?

遠くに見えるのがおそらくホセ・リサールの牢屋と思われます。

人影?

・・・が、何か人影?
















うああああ!

うあああああ!

に、人形が!
ホセが処刑を言い渡された姿を表現してるんだとか。
ちょっと不気味過ぎ。タルタルーガ驚きました。ちょっとしたホラーですね。

イントラムロス中々面白かったです。こんな歴史地区もマニラにはあるんですね~。

・・・・・・・・・・・ここからカポエイラのお話・・・・・・・・・・・・・・・

鋭いハーポ・ジ・アハイア!

さて、前回EBC(Escola Brasileira de Capoeira) の日曜の朝練習に参加したタルタルーガでしたが、
翌日はEBCの代表である、Mestre Fantasmaの練習に参加します。

マカティ・シティー

練習場所のあるマカティ市に向かいます。

マカティの高層ビル群

マカティ市は、フィリピンのビジネスの中心で、高層ビル群が立ち並ぶエリアです。

The city club Makati place

到着したのはこちらの建物。

綺麗な受付

「The city club Makati place」という、立派なオフィスビルです。

ジム入口

練習場所はビル内にあるジムでした。受付にもしっかりポスター貼ってますね!

綺麗な室内
ジム内部

ジム内はとても綺麗で、日本のいいスポーツジムと全く謙遜の無い設備になってます。これは驚き。

この日もがんばります

練習場所はこんな感じ。天井も高いし、スペースも広く綺麗です。

この人がMester Fantasma

この人がMestre Fantasma。ブラジル人です。マニラにきてもう10年以上になるそうです。
日本のブラジル人カポエィリスタとも交流があって、聞いた名前もあって、親近感がわきます。

さあ!2日連続の練習。今日もある日本人カポエィリスタが頑張りますよ!!

この日の練習は準備体操、アウーやホレ―で流れる定番の練習で始まって、
そこから二人組でケイシャーダやアルマーダ等を左右両足10回ずつ蹴る、地味にハードな練習。

ハステイラの説明

その後、一人が立って、それに対して、ハステイラの入りの練習。

左へハステイラ!
そのまま右へ!
もう一回左に!

これは左右両足10回×3セットと、結構足にキます!キツー!

そして、最後は円を組んでジョーゴ!マニラでのラストナイトに張り切りますよ!

割って入ります
ホーダ・ジガンチ
跳びます!!

ガシガシジョーゴします。

最後はジョーゴで!

今回の旅行でメールの窓口になってくれた、Tadashiとジョーゴ!

Tadashiとジョーゴ!
間合いを取る
ベンサォンを構える

彼はハワイ出身マニラ在住のアメリカ人で、おじいさんが日本人だそうです。日系アメリカ人3世になるのかな?
アぺリードは「carpa」。鯉ですね。日本では鯉は「滝を登る=上昇する」という意味で縁起がいい魚の意味があるんだよと言ったら、
彼も知っていて、そういう意味合いで付いたそうです。同じくらいのキャリアで、この日の大半は彼と練習しました。

So thanks! Tadashi!

アウー・メイオジーロゥ!

そんなこんなで練習終了。2日に渡ってのマニラでの練習も無事に終わりました~。

EBC Philippines

EBC MANILAは2003年に設立され、現在まで多くのフィリピン人カポエイリスタが誕生しています。

Brasilipinas2015.jpg

近年では“BRASILIPINAS”というサンバや、アフロダンスのライブに、カポエイラのワークショップなど
ブラジル文化のイベントのオーガナイズをやっています。
この期間にあるバチザードには、アジア各地のカポエィリスタを招待して盛り上がっているそうです。


(BRASILIPINAS 2013のPV)

街中に立派な看板が

街中にもこんなに立派な看板が。左上にはEBCのロゴもしっかりありますね。
練習場所の立派さもそうですが、所得格差の激しいここマニラで中々の順調経営をされているようです。

個人的に感じたことなんですが、フィリピンの人にカポエイラというスポーツは向いてるんじゃないかなと思います。
と言うのは、フィリピンはブラジルと同じカトリックの国で、スペイン支配の歴史に因るラテンの雰囲気があって、
とにかく人々が明るい!音楽大好き、唄うのが大好きで、上手い人もかなり多いです。(お店の店員が歌って仕事してたりします)
2日間それぞれ、違ったメンバーと練習が出来て、今回の訪問もいい収穫となりました。
そんな感じで、どこか中南米っぽいこの国の魅力と可能性を感じたタルタルーガなのでした!というわけで、

Mestre Fantasmaとみなさんで

EBC MANILA Thank you very much!



そして、マニラのビル群をバックに毎度のとおりキメます!

高層ビルをバックに

2014年の「外国でカポエィラ」シリーズ、タルタルーガ担当はマニラ編でおしまい。
今さらながら読者のみなさま、いつもお付き合いいただきありがとうございます。
次回は2015年正月に訪れた、オーストラリアでのお話をしますね!
タルタルーガ、旅行でもカポエィラでもオーストラリアは初めてです。
次回をまたお楽しみに!


See you!!

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