「お祝いミッションコンプリート」ブラジル旅行記2012あきえ編 11/22(木曜日) 緑帯のあきえ

東京・新宿区、渋谷区で教室活動するカポエイラ・テンポ(カポエラ)のみんなが書くブログ。 練習やイベント情報、ブラジル日記やメディア裏話も!
2013/01/09(水)
11月22日(木)

前日に指定されたとおり、
7時半にフラカォンが呼びにきた。
今日はペロウリーニョとメルカド・モデーロの観光。

フラカォンの車は白色のフィアット。
一昨日と同様、
後部座席にのりこさんとももこさんが座り、
私が助手席に座ることになった。

フラカォン、ヴェフメーリョ、メシカーノの車は
すべてフィアット製だった。
ブラジルで買うとそんなに高くないらしい。

E o Tchanの曲をかけながら車はCasa14を出発。
ヴェフメーリョの兄弟が働いている雑誌屋や
ヴェフメーリョの家の前で
フラカォンはクラクションを鳴らした。
知人を見かけるたびに窓を開けて
元気か、とか、今日はホーダの日だ、
と声をかけていた。

道すがら、制服を着た子ども達を多く見かける。
ブラジルの小学校は早く始まる、
そうフラカォンは言っていた。

まずエレヴァドール・ラセルダ。
これに乗ってペロウリーニョに向かう。
この周辺は丘になっており、
丘の下にある街(cidade baixa)と
丘の上にある街(cidade alta)に分かれていた。
エレヴァドール・ラセルダは
それらを結ぶ巨大な白いエレベータである。
遠くからでもとても目立つ。
上下2つの街を結ぶ道路はあるが、
人の移動は主にエレベータでされている。

フラカォンが駐車場に車を停めた。
すぐに駐車整理のおばちゃんがやってきた。
車1台ぶん開いているから
隣の車に寄せて停めるよう
おばちゃんはフラカォンに言っていた。
おばちゃんとなにやら交渉するフラカォン。

先に車から降りた私たちは、
歩道に上がってそれを見守っていた。

フラカォンはこちらに向かって歩き出したが、
車に戻り、駐車し直していた。
この間、通りすがりの女性に、
この辺りは危険だからと注意するよう言われる。

エレヴァドールから降りるとプラサ・ダ・セー。
ここをを抜けて、ペロウリーニョ、
そしてカポエィラ・フォルチを目指す。

広場にはズンビ像。

まずは朝食。
この店はカポエィラ団体の
ACMB本部の近くにある。
(Associação de Capoeira Mestre Bimba.
メストリ・トニーがグルーポ・テンポを立ち上げる前に
所属していた団体)

昇段式があるとき、
ACMBの人たちはみんな
この店で朝食をとるらしい。

Bolo de caráを注文。ヤムイモのケーキ。
ももこさんはBolo de milho、トウモロコシ。
のりこさんはBolo de Tapioca。タピオカ。
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フラカォンがデニーに電話をかける。
デニーは、夜中までライブパフォーマンスだった、
今は寝かせてくれ、と切った。
フラカォン苦笑。
ブラジル滞在中、デニーに会えたら嬉しい。

この地域の教会の話を聞く。
ここには1年の日付の数だけ教会がある。
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今日で10箇所くらいは見れるだろうと
フラカォンは言った。
何月何日がどの教会に割り当てられているのかと
尋ねてみる。とくになかった。

この地域は坂が多い。
フラカォンは、Subi Ladeira, Desci Ladeira
と歌いながらどんどん歩いていく。
足の長さは勝てやしないから遅れる。小走り。
フラカォンがいなかったら完全に迷子だろう。
見失わないように追いかけていると
フラカォンが振り返って、お尻が鍛えられるよ、と笑った。
日本では見ない笑顔。
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日本にある長崎に似ている、と私が言ったら
フラカォンは知っていると言っていた。
さやか先生に聞いたそうだ。

カポエィラの道場通りを抜ける。
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ペロウリーニョで一番ひらけた広場に出る。
またしても「Capoeira!!」だった。
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この地域にマイケル・ジャクソンがPVを撮影した場所があった。
(看板が立っていたからすぐにわかった)
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PV撮影中にマイケル・ジャクソンが
2回転んだエピソードがある。
あれはメストリ・ビンバと
メストリ・パスチーニャが転ばせたんだ、
とフラカォンが言った。
 
カポエィラ・フォルチに到着。
カポエィラの道場が集まっている
四角形をした平屋の建物。
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ここにはヘジォナウという流派の道場が1つ、
アンゴーラという流派の道場が5つあった。
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ひとつひとつの道場を外から眺める。
早朝のためほとんどの道場は閉まっている。
ひとつ開いている道場があるので覗く。
小さなおじいさんが誰かと話をしていた。
小さなおじいさんはメストゥリ・クリオー。
フラカォンは、メストゥリ・クリオーと会えたのは幸運だ、と言った。

カポエィラ・フォルチの中央には井戸がある。
中をのぞきこむ。深そう。
練習しない生徒はこの中に落として反省させるらしい。
(後でフラカォンの冗談だとわかった)
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歩きながらの話。

下の街の人と上の街の人は仲が良くないこと。
(上の街にはペロウリーニョという観光地がある。
 宿泊施設から見た景色は上の街のほうがよい。
 上の街にはお金が落ちる。下の街はそうではない。
 そのあたりが理由らしい)
チンバラーダのライブは下の街で行われること。
7月初旬には大きなフェスタがあること。
(しかし7月初旬、フラカォンは来日中のため、
 参加できない。日本に来てくれてありがとう)
ワールドカップとオリンピック開催の影響を受け
ブラジルでは英会話を習う人が増えていること。

Confeitariaで休憩。
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カジューのジュースを買う。カシューナッツの実。
カシューナッツからは想像できない味。
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フラカォンがソーニョをごちそうしてくれた。
一口サイズのふかふかドーナツ。
ジャムが挟んである。砂糖たっぷりまぶしてある。
2つもらう。
フラカォン、いつもは20個食べるらしい。
甘党?
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ペロウリーニョで撮影ロケ班が来ていた。
立ち止まることなく通り過ぎる。
通り過ぎたところでヴォーグの撮影だと
フラカォンは言っていた。
なぜわかったのか聞いてみる。
状況と話の内容でわかった、と言っていた。
あの一瞬で理解できるとは、本当にすごい。

犬の形をしたカラフルなオブジェ発見。
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フラカォンはそれぞれの手で
アルファベットのCを作って、
オブジェと一緒に写真を撮るよう言った。
CCはCada Cachorroの略。
しかし何度聞いても、
意味を教えてくれなかった。

来た道を戻って、ACMB本部の見学。
ACMB本部は2階建て。道場は2階にある。
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道場の壁のいたるところに
メストゥリ・ビンバやメストゥリ・パスチーニャ、
歴代メストリたちの写真が飾られていた。
これまでメストリ・ビンバの写真は
1枚しか見たことがなかったから
それ以外の写真を見ることができてよかった。
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ACMBのプロフェソールが筋トレをしていた。
もちろん記念撮影。
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道場に描かれているホーダの中心に手をあてて
エネルギーをもらっていく。
もっとカポエィラに関われますように。
もっとうまくなりますように。
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メストゥリ・トニーがあらわれた。
週末のイベントの案内のためにACMBを来訪。
案内が終わるとイベント準備のため早々に帰っていった。

戻る道すがら新曲を教えてもらう。

エレヴァドールを下って次はメルカド・モデーロへ。
3階建ての建物に食品、服、楽器、
アクセサリ、お土産物と所狭しと店が並んでいた。
商店街のある地域に住んでいるから
お店がたくさんあるとうきうきする。
フラカォンは2人の買物を手伝うよう私に言った。

カッピン・ドウラードを使った
アクセサリのお店をフラカォンに教えてもらう。
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これは以前から欲しいと思っていた。
値札を見る。高くない。
(日本でも売られているが高価)
カッピン・ドウラードのアクセサリを
探していたももこさんにも教える。
2人で選ぶ。
青い石のついたピアスに決めた。
ピアスホールを持っていないから
帰国した後、イヤリングに付け替える予定。
そうフラカォンに言ったら
ピアスホールがないなんて、と驚いていた。

ココナッツのお菓子を購入。
東新宿支部へのお土産。
(会社向けに買うのを忘れていた)
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帰りの車の中では、FundamentoとHierarquiaの話。

お昼はメストゥリ・トニーのお母さんの家でとる。
(ここではトニーママと書くことにする)
オンジーナのビーチからバスに乗り、
ヒオ・ヴェフメーリョ、アマラリーナを過ぎ
ピトゥーバで降りる。途中でスキヤキの看板をみかけた。
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トニーママはピトゥーバのバス停からほど近い
マンションに住んでいた。見晴らしと雰囲気の良い部屋。
トニーママは私たちを快く迎えてくれた。
部屋のあちこちに、日本の生徒が持ってきた
お土産が飾られていた。写真も。
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プードルかな。トニーママは犬を飼っていた。
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昼食はフェイジョアーダ、
サラダ、お肉の煮込みが2つ、
スライスされたゆで卵が乗ったパスタ。
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デザートにドースィ・ジ・レイチ。
トニーママの手作り。
名前だけ聞くとキャラメル(ドルセ・デ・レチェ)
を思わせた。しかし、まったく違うものだった。
作り方を教わる。
帰国後に作る予定。
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バスで帰宅。
バスの中ではのりこさんとももこさんが
話に花をさかせていた。
メストゥリ・トニーがバイアクーみたいだと言っていた。
(バイアクーは安田大サーカス・クロちゃんのアペリード。)
声の高さと速さが似ているらしい。
メストゥリ・トニーと顔を見合わせて笑う。

今日はメストゥリ・トニーのお手伝いをすることができた。
ひとつめはイベントのバナー作成。
布には紐を通せる穴が30個ほど開いている。
結び紐を作り、枠にとりける作業。
紐をカッターナイフで切って、
ほつれないように両端を結んでライターで溶かす。
枠に結ぶ。
錆の浮いた枠をテープで包んで完成。
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作業中にメストゥリ・マルコがやってきた。
歌を歌ったり、ビリンバウを弾いていた。
のりこさんはメストゥリの姿をビデオに撮影していた。
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ふたつめは道場の床掃除。初。
箒で床を掃く。そのあとに
洗剤を入れた水につけたぞうきんで床を拭く。
道場は広くないように見えたが
それなりに汗をかいた。

掃除を終えて2階に登ると
大きな大きなチョコレートケーキが2つ
机の上に置かれていた。
このケーキでお誕生日の人をお祝いするの、
とアニーが微笑んだ。
するとフラカォンが大きいほうのケーキを指差して、
こちらの方がおいしいぞ、とばかりに
ケーキにかぶりつく真似をしながら言った。
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カポエィラ・テンポのブラジル本部では
毎週木曜日の夜はホーダが開催されている。
カポエィラのパフォーマンスを披露する場所。
(日本では新宿にて月に1回開催しています。
芸能花伝舎やブラジルフェスティバルで
ご覧になった方も多くいらっしゃるかと思います)

今日のホーダはお誕生日ホーダ
(カポエィラ式お祝いをするイベント)
を兼ねている。さきほどのケーキはそのためのもの。

今日祝われるのは、
今日22日が誕生日のビア、
明日23日が誕生日のフラカォン、
来週月曜日26日が誕生日のメシカーノの3人。

今日はプロフェソール・ドラガォンと
はじめましての挨拶をする。
(ドラガォンはロンドンオリンピックの閉会式に参加し、
カポエィラを披露している。)
のりこさんとももこさんは
プロフェソール・ドラガォンに会いたかったらしく、
とても喜んでいた。
ホーダが始まる前にドラガォンは
ドラゴンの炎に気をつけろと忠告してきた。
ジョーゴのスタイルが炎のように激しく、
不用意に近づくと火傷するのだろうか。
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まだ合ったことのないプロフェソール、
マォン・ジ・フェホは
遠いところに住んでいるらしく来ていなかった。

子どもたちも集まってきたし、
ACMBのカポエィリスタが10人ほど来ていた。

ホーダ開始。
道場の空間いっぱいに歌声と楽器の音が響いた。
道場の横幅はホーダの直径ほど、
奥行きがホーダの直径に客席(椅子が3列並ぶくらい)と
バテリーアの後ろを人が通れるくらい。
高さは3メートルくらい。
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日本のホーダは
徐々にエネルギーが高まって盛り上がるイメージですが、
ブラジルのホーダは開始からエネルギーいっぱい!
この瞬間にいることができて本当に幸せ。
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お誕生日の人々は全員から
カポエィラ式お祝いをされている。
みんなからのお祝いとして蹴られまくる。
いつも笑顔のメシカーノが笑っていなかった。
みんな容赦ない。

全員から滴り落ちる汗で床が滑る。
新聞紙で拭く。
私は、なかなか率先して動けなかった。
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私はお誕生日の人たちとジョーゴができなかった。
なんとかサンバに出る(すぐに出された)。
フラカォンはお母さんのアニーと
妹のエレーナとサンバを踊る。
家族で踊るのもいいものだと思った。

ここでケーキ登場。
アタバキの上にケーキを乗せて、
お誕生日の人たちが火を吹き消す。
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こういった光景は日本で何度も見ているが、
やはり本場を見ることができてよかった。
お誕生日おめでとう、
フラカォン、メシカーノ、ビア!

お祝いにきた人々と記念撮影。
ACMBのメストゥリ・バンバも来ていた。
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メシカーノに誕生日プレゼントを渡す。
桃屋のラー油。
日本から持ってきたものらしくなるように
和紙に包んでおいた。

Casa14とビーチの中間にある
アカラジェー屋台に集まって宴会。
ここのアカラジェーは食べ損ねた。
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帰宅後、ビアにプレゼントを渡す。
マカロンやチョコレートなどのお菓子の形をした、
よい香りのするキャンドル。
甘い香りだと喜んでいた。

3人で話し合って、今日、フラカォンに
お誕生日プレゼントを渡すことにした。
1日早いが、明日はイベントがあるため
渡す時間が確保できない可能性があったからだ。

ちょうどフラカォンは2階のソファに座っていた。
プレゼントを背中側に隠して、
3人でお誕生日の歌を歌いながら近づく。
嬉しそうに微笑んでくれた。
それぞれでプレゼントを渡す。
3つとも違うラッピングがされていた。
フラカォンはラッピングを開けていく。
のりこさんからはローストピーナッツ、
ももこさんからもローストピーナッツ、
そして、私からもローストピーナッツ。
3つの異なる味のローストピーナッツ、
フラカォンの好物が包みから出てきた。
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これにフラカォンは大喜び。
お誕生日祝いミッションは大成功だった。

これはのりこさんの発案。
のりこさんは非常にアイディアにあふれた人だ。
(2011年ヴェフメーリョの誕生日祝いに参加された方は
 ご納得いただけるのではないだろうか)
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