「Gueto Capoeira Workshop in Osaka – Capoeiragem」7/4(日) 黄帯のナガイ

東京・新宿区、渋谷区で教室活動するカポエイラ・テンポ(カポエラ)のみんなが書くブログ。 練習やイベント情報、ブラジル日記やメディア裏話も!
2010/10/28(木)
Gueto Capoeira のワークショップ in 大阪。
二日間にわたるワークショップは、その内容もさることながら、打ち上げや宿泊、その間の移動時間すべてが、相当楽しいものでした。

このワークショップの主催はGueto金沢ですが、開催の実際の運営を行ったのは大阪のCapu Japaoのコントラ・メストレ、月さんをはじめ関西のカポエィラグループの面々でした。
西成区民センターの場所取りから、打ち上げの会場のオーガナイズなど、地元でしかできないことはすべて関西のカポエィラグループの協力で行われていました。

そんな人達

土日に渡って行われたワークショップですが、遠方から参加しているカポエィリスタを配慮してか、打ち上げは中日の土曜日に行われました。
場所は、今回のワークショップの参加者である、カズーロさんのお店。
Gueto金沢のメンバーたち総勢40名ほどは金沢かから大阪までマイクロバスで来ていたので、私とタリちゃんはその車に便乗させてもらって、打ち上げ会場に向かいました。
バスは補助席も使ってフル回転で満席。バスを分かち合ったGuetoのメンバーたちは明るく楽しくフレンドリーで、初めて会う人とは思えない雰囲気。
打ち上げ中も終始ノーストレスでした。

そして、この旅行を決定的に可笑しなものにしたのは、その夜でした。
私はその日、京都にあるタリちゃんのご実家にお世話になる予定だったのですが、Guetoの代表マッチがGuetoのメンバーはじめ遠方から来ているカポエィリスタのために、タリちゃんの分のホテルの部屋を用意してくれていました。
もちろん、私は直接連絡をしていなかったので、私の分の部屋の予約はされていなかったのですが、Guetoの人々が追加予約の手配をしてくれて、結果、CRJから参加していたアサミちゃんと、キミちゃん、そしてタリちゃんの四人の女子部屋を用意してくれました。
気遣いが身にしみます。

恐ろしく楽しい夜でした。
あんなに笑ったのは、中学の修学旅行以来ではないかというほど、箸が転がっても可笑しい様子でした。
今思い出そうとしても、何をネタに笑っていたのかが、よく思い出せません。
恐らく、マラドーナの発言が誰かに似ているとか、マッサージをしてもタリちゃんの筋肉が柔らかすぎるとか、そういう話題から始まっているような気がします。
結局三人部屋を無理やり四人でシェアする形になったので、誰か二人が一つのベッドを分かち合うような形になりました。
じゃんけんをした結果、一番の勝者はタリちゃん。
その次が、キミちゃん。
そして、私、アサミちゃんの順でした。
こうして、私とアサミちゃんはシングルベッドを分かち合うことになったのですが、二人とも異常なほどに寝相がよいため、寝返り一つ打たず、二人の間のスペースを一晩保ったまま、朝を迎えました。
ここまでノーストレスとは。
Guetoの人々は、私たちが三人部屋を四人でシェアすることになったことを心配してくれて、エクストラベッドを入れるとか、布団を用意するとか、いろんな提案をしてくれていましたが、私たちはその夜笑いつかれて腹筋を労わりつつ寝てしまうようなテンションだったので、結局どんな部屋でもぐっすり眠れたような気がします。

というわけで、ワークショップ以外の時間も楽しさのあまりあっという間に過ぎていきました。
二日目はメストレ・カシオによるワークショップでした。
カシオは大柄だけどメガネをかけて穏やかなやさしい人で、大学ではアフロブラジレイロの歴史を専攻していたようです。
ワークショップは、まずアフロブラジレイロの歴史から始まり、カポエィラに関する質問、それから実践の動きとホーダという流れで進んでいきました。

メストゥレ カッスイオ

今回のワークショップには関西からも関東からも様々なグループのカポエィリスタが参加していたので、もちろんアンゴレイロも多数参加していました。
実践の練習は、アンゴラの動きも、へジョナウの動きも両方盛り込んだかたちで、すべてのカポエィリスタが楽しめるように構成されていて、ジョーゴでは、まずはアンゴラの動きから始まり、段々速度を上げていってへジョナウに到達するというようなかたちで行われました。
アンゴレイロが実際にジョーゴに混ざっていると、その細やかなフェイントや動きの駆け引きを近くで見ることができ、なかなか勉強になりました。

そして、何よりも今回のワークショップで忘れられないのはホーダでした。
今思い出してもため息が出てしまうほど、すがすがしく、充実し、心底楽しい瞬間でした。
なかなか言葉で表現しづらいのですが、喜びの興奮を箇条書きにすると・・・。

* ジョーゴをしている人だけではなく、ホーダを形成している人々が一人残らず「参加」している。
* 歌がわからない初心者でも、リズムに合わせて身体をゆらしたり、歌にはもったり、踊ったりと各々の方法でホーダにエネルギーを注いでいる。
* 歌が盛り上がる部分でまわりを見渡すと、一人残らず恍惚とした表情をしている。
* 全員が同じ程度のアドレナリンが出ていることが手に取るようにわかる。
* ライブで皆が知っている歌がサビに突入した瞬間と同じような感覚。
* 同じときを共有したという感覚。
* みんなが同じ桃源郷を見ている。
* みんな笑顔。

ひとことで言えば、参加している人全員が、自信に満ち溢れているということです。
ホーダのなかで自分のできることを探して、それが見つかればすぐに実行。
へジョナウもアンゴラもいろんなカポエィリスタが混ざり合ったホーダでしたが、水と油のように分離することもなく、滑らかで、そしてパワフルでした。

このテンションのまま、終いにはバハベントによるアフロブロコライブが行われたので、皆のアドレナリンは沸点を越えていました。
東京から参加していたバハベントのメンバーに加え、今回はGuetoのメンバーも加わって、より太鼓の数も迫力も増しているなか、そのリズムと爆音に決して劣らなかったのは、ステージ下に陣取るカポエィリスタたちのダンスです。
誰に教わるでもなく、誰が指揮するでもなく、リズムがはじまると皆一斉にユニゾンな踊りをはじめ、ここはサルバドールの夕べかとも見まがうような光景が繰り広げました。
総勢30人はくだらないカポエィリスタたちのダンスは息ぴったり。
途中で、会場にダンスを教えようとステージを降りたバハベントのメンバーも「ま、いらないか!」と引き返すほど。
気がつけば、飛びすぎてふくらはぎはパンパン、火照ったみなの背中からは湯気がでていました。

盛り上がりすぎたダンス

誰に言われるでもなく、誰に教わるでもなく。
リズムが聞こえれば身体が動き、楽しければ頬が緩むという、とても自然な空気がワークショップの間中流れていました。
様々なレベルでもカポエィラに100パーセント参加できるということを目の当たりにしたことが何よりも収穫。
実にいろんなグループのカポエィリスタが参加していたわけですが、どの団体の人々もよりよいカポエィラを追求しようという意気込みと、違うグループ同士の横のつながりの強さを感じました。
それぞれのカポエィラを見て、その考え方に耳を済ましているだけで、ブラジルに行かずとも、新しい発見があったような気がします。
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