2021/10/02(土)


TARTARUGA in Bali!

タルタルーガ、バリ島にやってきました。
※ この旅行もコロナ前の話になります。

この頃エアアジアが成田-デンパサール(バリ)直行便を新規就航していて、
お得なプロモーション価格の航空券をゲットしたので初めてバリ島にやってきました。
(残念ながら不採算で、その後この路線は撤退)
バリの日記と言えば、以前黄帯の西村Caranguejoさんがこのブログ内に書いていて、
自身初めての「外国でカポエィラ」をした話が、当時とても評判の良かった日記です。(西村さん元気してますか?)

西村さんの日記→ 「Surf Trip in Bali & カポエィラ」
今回のレポートは西村さんの前作をオマージュして、タルタルーガ的にフィーチャーした本人未公認の正統続編です。
読者のみなさま、今回もどうぞよろしくお願いいたします。
・・・・・・・・・。

バリ島(インドネシア語: Pulau Bali)は、東南アジアのインドネシア共和国バリ州に属する島です。州都はデンパサール。

首都ジャカルタがあるジャワ島のすぐ東側に位置し、面積5,633km2、2019年の島内人口は約436.2万人となっています。
バリ・ヒンドゥーが根ざした地域として知られます。
訪問した時期はちょうど「ガルンガン(Galungan)」という、バリ島の祭礼日の期間で、
島内の各々の家の前にはペンジョール(Penjor)という七夕の竹飾りにも似た、竹の飾り付けが立てられます。

ガルンガンとは210日ごとに巡ってくるバリの祭礼日で、世の中の善(ダルマ)の悪(アダルマ)に対する勝利を記念する祝日と言われており、
各家の家寺や村の寺院に天上界の神々や自然霊、祖先霊が降り立ち、人々は供物でもてなし、祈りを捧げます。

祖先霊が各家庭に帰ってくる事から日本のお盆のような宗教行事と言われる事もあります。

街中にペンジョール立ち並ぶ姿はとてもバリらしく画になります。いい時期に来ました。
バリ島はインドネシアの観光地の中では圧倒的な人気を誇っていて、みなさんも観光についてはインドネシア=バリみたいなイメージなのではないでしょうか。

バリ島のメインの観光エリアは主に空港やサーフポイントのある南部に集中していますが、島内には高原や火山湖といった景勝地に、神秘的な遺跡も点在しています。
西村さんはバリ島にサーフィンをしに来ましたが、タルタルーガは今回マリンアクティビティはやっていないので、
パート2ではいつものタルタルーガ的な観光紹介をしたいと思います!

まず最初に紹介するこちらは「タナロット寺院」です。
タナロット寺院(インドネシア語:Pura Luhur Tanah Lot)はバリ島中西部の海岸にある寺院でバリ六大寺院の一つとなっています。

入口の割れ門(Candi Bentar)はバリ島で神聖な存在であるアグン山を連想させることから、邪気を寄せ付けない門で山を割った形になっています。割れ門はバリの至るところで見かけることが出来ます。

中に入ると向こうはもう海です。

タルタルーガのバックに見えるのがタナロット寺院です。

青い空に海が映えますね。

海に面したその姿がとてもいい感じで、実にバリらしい画になります。

ヒンドゥー教徒以外は寺院には入れませんが、干潮時には陸続きとなり歩いて渡ることができます。

夕暮れ時には美しいシルエットのサンセット見に多くの観光客が訪れる人気スポットです。
バリと言えばまずは海ですからこのコントラストはとても良いです。
バリに来たらマストで行ってほしい場所ですね!

続いて島内部に入ったこちら。


ここはコーヒー農園経営のコーヒーハウスです。
バリ島では主に北部の高原地方でのコーヒー生産がされていて、バリコーヒーとして出荷されています。

島内には農園経営のコーヒーハウスが点在していて、そこでは観光客向けにコーヒーの紹介と販売を行っています。


中ではバリコーヒーや紅茶を試飲させてくれます。
ここでの目玉は「コピ・ルアック(インドネシア語:Kopi Luwak)」です。

コピ・ルアックはジャコウネコの糞から採られる未消化のコーヒー豆のことで、「コピ」はコーヒーを指すインドネシア語、「ルアック」はマレージャコウネコの現地での呼び名です。

独特の香りを持ったコピ・ルアックは、産出量が少ないその希少性により、高額で取り引きをされています。
ここでは実際にルアックを飼っていて、工程の説明や実際にコピ・ルアックを飲むことができます。



「糞から採られる未消化のコーヒー豆」の時点でインパクトが強いですが、スタッフさんの話だとルアックは美味しいコーヒー豆しか食べないので、



出てくるものは必然的に美味しいコーヒーだとの事です。なるほど。

というわけで、タルタルーガも注文してみました。現地相場としても値段は高めです。

来ました!

スタッフさんが淹れてくれます

早速飲みます。・・・・・。ちょっと酸味が強い感じですが、まあ飲めます。
美味い!って感じではないですが、これはこれで面白い経験ができましたので、バリ島に来た際はどうぞ。
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タルタルーガ、バリ島内を移動している道すがら、車内から気になる行列を見かけました。


先に説明した通り、このガルンガンの時期はバリの人々は民族衣装を身に付け、綺麗に飾り付けられたお寺に参拝に行くようで、

普段とは違った賑やかな街並みを楽しむことが出来ます。

インドネシアの宗教は87%がイスラム教なので、ヒンドゥー教は約2%。その内の多くがバリで暮らしてます。
タルタルーガは既に東南アジア各地行っていますし、インドネシアも3回目ですが、

バリ・ヒンドゥーの世界観が根付くこの島の独特な雰囲気はとても興味深く面白いです。
繰り返しますが、本当にいい時期に来ました。

さて、次に訪問したのはバリ島内部では人気の観光地ウブドから8キロほど北上したところにあるこちらの場所。

(ウブド中心エリア)

「テガララン・ライステラス(Tegallalang Rice Terrace)」です。

テガラランは北から南に流れるトゥンガン川やマス川に削られた南北に細長い舌状台地にあり、川沿いに作られた棚田(ライステラス)の風景が特に有名です。
この棚田を見るために多くの観光客が訪れます。

棚田反対側にはカフェやお土産屋が並び、棚田を見ながら食事やお茶をしたりとのんびりできます。

タルタルーガもここで一休み。


いやー美しい緑の眺めです。きれいな棚田が連なっております。
インドネシアでは米(nasi)は主食の一つですから、米作が盛んなんですね。インドネシア人の米の消費量は日本人以上だそうです。

(定番のナシゴレン)

バリ島には他にも「ジャティルイ」という世界遺産にもなったライステラスがあるのですが、結構遠いため、アクセスしやすいテガラランはおススメです。

ぜひ美しい棚田を見ながらのんびりしてみましょう。
テガラランで一息ついた後、タルタルーガさらにその先に進みます。

テガラランからさらに北上したところにある「ティルタ・ウンプル寺院(インドネシア語: Pura Tirta Empul)」へ向かいます。

(寺院入口)
ティルタ・ウンプル寺院はバリのワルマデワ王朝(10~14世紀)に建設された寺院で、バリ島内に数ある寺院の中でも由緒あるところです。

寺院は聖なる場所でもあるので、半ズボンなど露出が多い服装の場合は入場の際にはサロン(腰布)を巻いて入ります。

サロンは入り口でレンタルすることが出来ますので、タルタルーガもレンタルして身に付けます。

どうですか、似合ってますか?


ここもガルンガンの時期のためか、多くの民族衣装に着飾ったバリの人々がいます。


楽器を鳴らしながら寺院内を練り歩いています。


集団のその姿は実に煌びやかです。

では、寺院の中に入ってみましょう。

ティルタ・ウンプル寺院は泉から聖水が豊富に湧き出る「聖水の寺院」として知られ、沐浴場としてバリ人にも観光客にも有名です。
沐浴は「ムルカット」といって、バリ・ヒンドゥー教徒にとって心身の浄化のために様々な場面で行われます。

沐浴場に着きました。

見てのとおり多くの人々が沐浴を行っています。

これは壮観です!

写真では伝わりにくいですが、水の音と人の声や熱気には外から見てもすごいエネルギーを感じます。
また『プジャティ』と呼ばれるお供え物のカラフルさも目を引きます。

これはバリでしか見れない光景かと思います。

「ティルタエンプル寺院」の名前にあるティルタは「水」を、エンプルは「聖なる」という意味を表していて、
伝説によるとこの寺院に沸く泉は、魔王マヤ・ダナワと戦った神インドラが杖で大地突き不老不死の水を沸きださせた泉と伝えられています。

この泉から沸く聖水は、伝説にもあるように不老不死・無病息災の力があると信じられているそうです。

この島に来てから感じるのはバリの人々と神々との関係が日常に生きていることですね。

人々は信心深く、その世界観で日々生きています。

読者のみなさま、ぜひバリへ、バリ・ヒンドゥーの世界を感じてみてください!
-------------ここからカポエイラのお話-------------------
「Surf Trip in Bali & カポエィラ」パート2も当然バリでカポエイラをやります。
タルタルーガ、今日の練習場所に向かいます。

練習場所はバリ島南部にあるリゾートエリア、クロボカン (Kerobokan)にあるこちらの建物の2階です。


(入口)

というか、パート1で西村さんが訪問したところと同じ場所です。
西村さんは中に入るのにかなり緊張した模様でしたが、
タルタルーガも各国様々な団体を訪ねていますが、やはり中に入るときはいつも緊張しますね。
外国でカポエイラシリーズではよくあるんですが、早めに行ったら誰もいない。とかは定番です。
あと、西村さんみたいに連絡が当日まで来ないとかも普通です(全く来ないこともよくある)。
というわけで、今回訪問した団体はこちら。

Escola Cultural Zungu Capoeira Bali
URL: https://www.capoeirabali.com
Zungu Capoeiraのバリ支部です。
Zungu Capoeiraはブラジル人「Mestre Cacá」がサンパウロで師事する団体で、バリ以外にもインドネシア各地に拠点を持っています。

(Mestre Cacá)
Zungu Capoeiraと言えば、去年レポートしたジョハンさんのスラバヤ支部に続いての登場になりますね。

(スラバヤ編)
ここバリの先生はインドネシア人カポエイリスタNoko。

(Inst.Noko)
彼はジャワ島出身で、元々はジャワ島の団体でカポエイラを学び、2006年にバリに移住して2007年にバリに初のカポエイラ団体を立ち上げたそうです。

中はこんな感じで、普段はヨガやダンスのスタジオとして使われています。
この日の参加人数はタルタルーガ含めて6人。
インドネシア人と、フランス人1名と日本からタルタルーガです。
ガルンガンのため実家に帰っている人も多く、普段よりも参加者が少ないそうです。
バリはインドネシアでも一大観光地ですから、島外からも多くのインドネシア人が仕事で来ているそうです。
さあ、パート2ではタルタルーガがバリで頑張ります!
この日の練習は主に二人組で行いました。


床の動きからアウーでカベサーダの対応や、チゾーラなどでした。

Noko先生の実演説明。上手いです。
面白かった練習は二人組で向かい合ってしゃがみ、

一人が手の平に石を持って、

もう一人がアウーフェッシャードをしながら石を取るというもの。
これが中々難しく体に効きます。
全体的に動きはじっくりとした感じの練習が多かったですね。
このあたりは慣れないので、キツイですが面白かったです。

最後はみんなでジョーゴです!


初めは床をメインに使ったゆっくり目のジョーゴです。

タルタルーガも割って入ります!


器用に避けます。皆さん上手いです。


この日やったチゾーラ!


近距離をキープしながら引き付けて得意のバナネイラからの攻撃!



タルタルーガ、所々魅せます!!
夜とはいえ室内はバリの熱気がこもります。

フランス人の彼とジョーゴ!

聞くと彼はカポエイラ自体はフランスで習っていて、今は旅行者として1年近くアジアを旅行する予定で、その途中でバリにいるそうです。

この後も各地でカポエイラをしていくつもりだと言ってました。いい生き方だなあ!


タルタルーガ、最後は早いリズムのジョーゴでガンガンいきます!




パート2はこんな感じで練習終了!タルタルーガもバリでもいい経験ができました。
バリは世界的な観光地のため外国人旅行者や移住者も多く、受け入れてくれる土壌が出来ていますので、
外国でカポエイラをしやすい場所ではないかと思います。実際に多くの外国人が来ているそうです。
Zungu Capoeiraもインドネシアのイベントはバリで行っています。
今回もパート1に続いて、
"Can I have a group photo?"
ということで、

Escola Cultural Zungu Capoeira Bali
Suksma!
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さて、読者のみなさま、無事にパート2でもタルタルーガがバリでカポエイラしてきたところで今回もラストになります。

タルタルーガ、バリ島中西部ムングゥイにある世界遺産「タマンアユン寺院(Pura Taman Ayun)」を訪問しました。

この寺院は、かつてこの地にあったムングゥイ王国の国寺として1634年に建てられ、バリ島で2番目に大きな寺院です。


タマンアユンとは美しい庭園という意味で、寺院の周囲はお堀がめぐらされ、寺院内は美しい芝生が広がっています。

原則的に異教徒は寺院の中には入れませんが、境内周囲を取り囲むように遊歩道が造られ、一般の観光客も遊歩道から境内を見物することができます。

この寺院の最大の特徴として、境内に「メル」と呼ばれる多重塔が10基も立ち並んでいることです。

メルは霊峰アグン山を模しているとも言われ、山の精霊が祭られています。

整然と並ぶメルの姿は神秘的ですね。
バリ・ヒンドゥの神々の世界観が生きるこの島の独特の空気は、長年多くの旅行者を引きつけています。

元野球選手の新庄剛志もCM撮影で来たバリが気に入って即断で移住したのも分かる気がしますね。

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さて、読者のみなさま、「Surf Trip in Bali & カポエィラ パート2 」いかがだったでしょうか?
いつものタルタルーガの日記じゃねーか!というツッコミは勘弁していただくところで、
普段は大体が初めての場所や団体を訪問することが多いので、先人に続いてレポートをするというのは面白かったですね。

ちなみにその後、黄帯のイソガイさんがこの団体を訪問しています。
イソガイさんは元々サーフィンでバリによく行っているので、コロナが収まったらまた訪問してくれると思います。(パート3あるかな?)

今回紹介したのはバリのほんの一部分です。この島の魅力は底知らずなのでコロナが収まってきたら、
ぜひ読者のみなさまも神々の住む島バリへ!
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ああ、そうだ。
今年も気づいたら10月になっていました。残り3か月ですが、まだブログのストックがあるので(苦笑)、
年内また作成を頑張ろうかと。
ちょっとプレッシャーをかけるために久々に次回の予告をしようと思います。
次回の「外国でカポエイラ」の舞台は・・・・・・・

U・S・A!

自由の国アメリカです。北米だと以前カナダのバンクーバーに行った時の話は書きましたが、アメリカは初登場になります。

アメリカといっても50州もあって広大ですからね、一体どこが舞台なのでしょうか?また次回お会いしましょう!

Sampai nanti!
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2020/12/17(木)

Halo!

タルタルーガ、スラバヤから首都ジャカルタにやってきました。
前回のスラバヤ編は→コチラ
※引き続きこの旅行もコロナ前の話になります。

ジャカルタ(インドネシア語:Jakarta)は、インドネシアの首都。

「ジャカルタ首都特別州」として同国最大の都市で、人口は950万人を超えており、近郊を含む都市圏人口は3,120万人と東京都市圏に次いで世界第2位。

世界屈指のメガシティであり、東南アジア有数の世界都市です。


ASEAN(東南アジア諸国連合)の本部事務局もここジャカルタにあります。


タルタルーガの現在いるのはジャカルタ北部のコタ地区「ファタヒラ広場(Taman Fatahillah)」という場所です。


コタ地区(Kota)はオランダ統治時代の古い建物や街並みに残っているところで、ジャカルタの観光スポットとなっています。

前回のスラバヤ編でも説明しましたが、インドネシアは17世紀から20世紀初頭までの約350年間オランダに統治されていて(オランダ領東インド)、
ここジャカルタはオランダ統治時代は「バタヴィア(Batavia)」という名前で呼ばれていました。
バタヴィアという名前は、オランダの先住民バタウィにちなんで付けられています。
ファタヒラ広場周辺にはオランダ統治時代の古い建物や街並みが保全されていて、

タルタルーガの後ろに見えるこの建物「ジャカルタ歴史博物館(Museum Fatahillah)」は、元々バタヴィア市庁舎(Balai Kota Batavia)として建設され、
日本統治時代は大日本帝国物流集積所として、インドネシア独立後は西ジャワ州政府庁舎を経て歴史博物館となっています。

ここでも近くのアニキと一緒に撮影。
海外では一緒に写真を撮ろうと言われることがあります。
タルタルーガ、やっぱり人気なんでしょうか?
アハハハ。
・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・。
では、歴史博物館の中に入ってみましょう。



博物館の中にはオランダ統治時代からインドネシア独立における植民政府の調達品や絵画など約23,500点のコレクションが所蔵されています。

天井も高く開放的でいい感じの雰囲気があります。

バタヴィアは熱帯ということもあって、一年中暑い南国なのですが、当時移住してくるオランダ人は、マラリア、コレラ、デング熱などの熱帯病に倒れることが多く、

ここは疫病が蔓延するヨーロッパ系住民の「墓場」として、東洋中に悪名を届かせていたそうです。

(17世紀のバタヴィア)
バタヴィアはオランダ東インド会社の基地として、後にはオランダ領東インド国家の中心都市として発展していくことになりましたが、
前回のスラバヤ編でも説明した通り、旧日本軍がジャワ島を占領した後、バタヴィアから現在のジャカルタに名称が変わることになります。

いい感じの博物館です。タルタルーガおススメです。


ファタヒラ広場はこんな感じでカラフルな貸し自転車なんかもあって、いい感じの場所です。

ジャカルタは東南アジア有数の混沌とした大都市なので、街中はとにかく人も車もバイクもいっぱいで、落ち着かないのですが、
コタ地区はその喧騒を忘れさせてくれ、コロニアルな雰囲気は実にエキゾチックな気分を感じることが出来ますので、

(カフェ・バタヴィア)

(オランダ統治時代の知事の住居兼事務所で現在はレストランとして人気です)

ジャカルタに来た際にはぜひコタ地区に行ってみてください!

タルタルーガ博物館を出て、向かいのカフェで一休み。

暑いのでアイスコーヒーが美味しいです。

・・・・・おっと、ネコがこんなところに。

・・・・・・。

ニャ~。
----------------ここからカポエイラのお話-------------------
さて、慌ただしくジャカルタにやってきたタルタルーガでしたが、スラバヤに続いてジャカルタでも現地団体を訪問します。
日本出発時点では、コンタクトする団体の目途がついてなかったのですが、
ジョハンさんがZungu Capoeiraのジャカルタにいるメンバーに連絡してくれ、
メンバーの彼(REZA)と一緒に訪問することになりました。

↑REZA
ジョハンさんありがとうございます。(ちなみにその日はZungu ジャカルタの練習はお休み)

(Red planet hotel pasar baru)
無事宿泊しているホテルで合流し、彼の車で現地に向かいます。

着いた先はこちら。「fit'n Chic Family Fitness」というスポーツジムです。

ジムは「Mal Artha Gading」というショッピングモール内にあります。

ジャカルタ中心部から大分離れてますね。
REZAに連れてきてもらって助かりました。
そして今回訪問した団体はこちら。

Grupo Capoeira Brasil Indonesia Jakarta
URL: https://sites.google.com/site/shaolincapoeirajkt/capoeira-brasil
この日は”ある理由”で道が渋滞しており、メンバーが遅れていて練習自体も遅れてスタートだそうです。

なので、とりあえず待ちます。
REZAから先生は「Shaolin(=少林)」というアペリードと聞いています。
しばらくして、2人ほどメンバー到着。Shaolin先生は遅れてるそう。
その後少しばかりして、先生到着。
・・・・・・。

(Instrutor Shaolin)

中々そのイカツイ風貌にタルタルーガびっくりしましたが、彼の本業は空間デザイナーです。


(この写真はジャカルタの高層ビルの屋上で撮影したそうです)
ということで、遅れましたがこの日は5名で練習スタートです!


練習場所はジムの一室。結構広いです。

練習はスペースを使って動く練習を主にやりました。


最後はみんなでジョーゴ!

REZAとジョーゴ!



Shaolinとジョーゴ!






先生上手いです。

タルタルーガ、さらにジョーゴ!


スラバヤに続いてジャカルタでも頑張ります!
こんな感じで練習終了。ジャカルタでもいい汗をかきました。
Capoeira Brasil Jakartaのみなさま、どうもありがとうございました。テレマカシー。
スラバヤから連日の練習でしたが、ジャカルタでは練習出来るか怪しかったので、出来てよかったです。
というのもなぜかというと・・・

(この日のジャカルタ中心部)


この日のジャカルタ中心地では、当時ジャカルタ州知事だったアホック(AHOK)知事がイスラム教を冒涜したとして、
大規模なデモが行われていて、市内には注意喚起が上がっていました。

(アホック知事)

ジャカルタの日本大使館からもこのようにHP上で通達されています。
在インドネシア日本国大使館からの注意喚起(大規模デモ)
● 11月4日昼の金曜礼拝後,ジャカルタ中心部にて,バスキ・チャハヤ・プルナマ(アホック)ジャカルタ特別州知事を糾弾する大規模なデモが予定されています。
一部報道では,デモが過激化して暴動に発展する可能性や、デモが週末にかけて継続する可能性も懸念されています。
● デモ参加者はイスティクラル・モスク(インドネシア最大のイスラム教礼拝堂)に集合し,大統領宮殿へと移動する予定であり,モナス(独立記念塔)やジャカルタ州庁舎を含むデモの周辺地域には近づかないようにしてください。
● デモの周辺地域を含む広い範囲で交通規制が予定されているため、4日の午前中からこれら地域に激しい渋滞が発生する可能性がありますので、ご注意下さい。
ジャカルタにお住まいの皆様および旅行者の皆様へ
11月2日,日本外務省は,以下の海外安全情報(インドネシア:11月4日のジャカルタにおけるデモに関する注意喚起)を発出し,海外安全ホームページに掲載しましたので,一部改訂の上お知らせします。
確かに空港から市内中心に入ったあたりでデモらしき集団を見かけました。

(↑はタルタルーガ撮影)


翌日朝にはジャカルタを離れる予定だったので、当初の予定では市内中心のムルデカ広場周辺を観光する予定だったのですが、
ジョハンさんからもデモがあるから危ないということで、コタ地区に変更したという訳なんですね。

(デモのエリアとホテルはこんなに近い)
デモ自体は政府報告だと5-20万人規模で、夜には収まったものの、夕方あたりに一部の暴力的なデモ参加者と警察が衝突する一幕もあったようです。


(その日のニュース)


(練習後、ジム内のテレビを見る人)
ということもあって、練習にも人が少なかったのと、道路が渋滞していたため遅くなっていたという訳です。
今まで「外国でカポエイラ」シリーズでは、あまりトラブルについては書くことはなかったのですが、
旅行先においては、こういったトラブルに巻き込まれる可能性はゼロではありません。
今回の旅行ではその影響が大きかったので、内容に入れることにしました。
旅行中の危険を回避するために気を付けることは、やはり危ないところには近づかないことですね。
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【-翌日-】

(ジャカルタ・スカルノ・ハッタ国際空港)


タルタルーガ、この翌日予定通りジャカルタを離れバンコクを経由して帰国します。
さて、スラバヤからジャカルタへと続くインドネシア編はこれで終わりです。
インドネシア自体には、以前書いたマレーシア編でラストにジョグジャカルタ寄った話を書きましたが、カポエイラをするのは初めてです。

(世界遺産ボロブドゥール遺跡前で。お気に入りの一枚)
今回はカポエイラを通じていろいろな人に出会い、現地ではジョハンさんやREZAにサポートしてもらい本当に感謝ですね。
正直ジャカルタに関しては観光情報少なすぎて残念なんですが、昨年再びジャカルタを訪れる機会があって、

またShaolinとも会うことになり、そこからカポエイラでの関係が広がります。
ですが、まだ他の旅行のストックがあるので、その話は一旦置いてまた次の機会に。
今回ジョハンさんやShaolinにいろいろと聞く中では、ジャワ島以外にもインドネシア各地にカポエイラ団体があるようです。

インドネシアは5,110kmと東西に非常に長く、赤道にまたがる1万3,466もの大小の島により構成される島国ですから、
個人的に外国でカポエイラをする上で、潜在的に魅力のある国ではないかと思っています。
読者のみなさま、ぜひいつかはインドネシアへ!また次回をどうぞよろしくお願いいたします!

Sampai jumpa!
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2020/11/18(水)

Halo!

タルタルーガ、スラバヤにやってきました。
前回までの旅行はガッツリとヨーロッパでしたが、今回ガラッと変わってインドネシアが舞台となります。
読者のみなさま、今回もまたよろしくお願いいたします。
※この旅行もコロナ前の話になります。

スラバヤ(インドネシア語:Kota Surabaya)は、ジャワ島にあるインドネシア第2の都市で、人口約300万人の東ジャワ州の州都です。

タルタルーガの後ろに見えるのはスラバヤを代表するモニュメントで、「スロボヨ記念碑(Suroboyo Monument)」です。
スラバヤの語源はインドネシア語でサメを意味するSuraとワニを意味するBayaがこの地で最強の動物を争ったという神話に由来されています。
このモチーフはスラバヤの市章に表されています。

なかなかカッコいいですよね。

ついでに近くにいたこのアニキと一緒に撮影。
海外ではなぜか一緒に撮ろうと言われることがあります。
タルタルーガ、人気なんでしょうか!アハハハ。
・・・・・・・。
さて、タルタルーガ、スラバヤを観光します。


市内の大通りはインドネシアの大都市らしく車とバイクでごった返しております。
スラバヤは熱帯のため一年中暑いです。

タルタルーガ、こちらのある建物にやってきました。

ここは「The House of SAMPOERNA(サンポルナの家)」という名前の博物館です。

「サンポルナ」は、1913年創業のインドネシアのタバコ会社で、
ここにはタバコに関わる歴史博物館と、タバコ工場が併設されています。

この建物はオランダ植民地時代をイメージしたコロニアルなデザインとなっています。

タバコの博物館らしく、どこか独特な臭いがしますね。


インドネシアのタバコの多くは「クレテック(Kretek)」といわれるタバコ葉に香辛料のクローブが入っているタイプで、
独特の甘い香りが特長となっています。

ちなみにインドネシアではタバコが安価なのと、恐ろしいことに喫煙年齢を規制する法律が無いので若年層の喫煙も問題になっており、 喫煙率はメチャクチャ高いです。

とはいえ、インドネシアのタバコ産業は国の最大の収入源の一つとして、多くの雇用を産出しており、
クレテックタバコは国内消費だけでなく海外へ輸出され、世界の愛煙家に好まれています。



館内は中国からやってきた創始者一族の歴史とサンポルナ製のタバコに関わるものが展示されています。

こんなクラシカルな地図もあります。

(スラバヤはここです)


2階からはタバコ工場を見学することが出来ます。

訪問当日は休日だったのでお休みでしたが、
平日は稼働中の工場を見学できます。
その姿は下記の動画の通り。かなり人数が手作業でタバコを作っている光景は圧巻です。
ただ、ここまで引っ張っておいてあれですが、残念ながら今年から工場は閉鎖したそうです。
ですが、The House of SAMPOERNAはタバコに興味が無くても楽しめますし(タルタルーガはノンスモーカーです)、

オシャレなカフェも併設されていて、良さげなインドネシア料理を食べることもできるので、


スラバヤ観光ではおススメのスポットです。 当地訪問の際には是非寄ってみてください。

タルタルーガ、今回スラバヤへは日本から直行便がないので、マレーシアのクアラルンプール経由でやってきました。
羽田からの深夜便で来たためクタクタです。なので、いつもよりもいいホテルに泊まることにしました。

「フォーポイント・バイ・シェラトン・スラバヤ(Four Points by Sheraton Surabaya)」
「フォーポイント・バイ・シェラトン」は世界的なホテルチェーン「スターウッドホテル&リゾート」の代表ブランドである「シェラトン」の姉妹ブランドです。

場所はスラバヤ最大規模のショッピングモール「トゥンジュンガン・プラザ(Tunjungan Plaza)」に併設されており、とても便利です。


ロビーもモダンでキレイで、プールもありインドネシアの喧騒を忘れてリラックスできます。

部屋のフロアは21階です。

部屋は清潔で快適です。


バスルームもキレイで、アメニティも揃っています。

なんと言っても21階からの眺めがとてもいいです。

タルタルーガ、快適なホテルライフに大満足です。ヒャッハー!
ちなみにこのホテルですが、1泊5000円くらいです。
普段はアジア圏の場合は2000円~3000円くらいのホテルに泊まっているのですが、
少しグレード上げると大分快適になりますね。

「フォーポイント・バイ・シェラトン」は比較的リーズナブルなラインナップなので、ぜひ宿泊先の候補に入れてみてください。

タルタルーガ、この日は上から見下ろす男として、エグゼクティブ気分です。
アハハハ!
・・・・・・・・・・。
----------------ここからカポエイラのお話-------------------
さて、スラバヤにやってきたタルタルーガでしたが、いつものように現地団体を訪問します。
今回はある人物を訪ねにやってきました。

事前に教えてもらっていた、向かったのはこちらの建物。
1階はオフィスになっていて、練習場所は2階です。

練習時間は夜からでした。

建物横にある入り口にはCapoeiraの看板が。

階段を上って2階へ
というわけで今回訪問した団体はこちら。

Escola Cultural Zungu Capoeira Surabaya Indonesia
URL: https://www.facebook.com/ECZCIndonesia/
Zungu Capoeira Surabayaは、アペリード「KAMIKAZE(カミカゼ)」ことジョハン・イシイさんが指導している団体です。

(ジョハンさんとメストレ・トニー)
ジョハンさんはお祖父さんが日本人の日系インドネシア人3世です。
日本での留学経験もあり、現在は家業のビジネスで日本へもよく出張されています。

で、その出張の時によくテンポの練習に参加してきてくれるんですね。

よく来てくれている反面、誰もまだスラバヤには行ったことが無かったので、今回タルタルーガが行ってみることにしました。

中はとても広々としています。


マットやトレーニング機器も置いてあって、設備が充実しています。


奥の部屋には楽器とかが置いてあり、書棚にはいろいろなカポエイラの本があります。

テンポの本もこの通りありますね。

タルタルーガ、この日は早く練習場所に来てしまったので、開始まで時間がありました。
ジョハン「練習前に自分のトレーニングも兼ねてサーキットトレーニングをやっているんですよ。タルタルーガさんやってみますか?」
ということで、サーキットトレーニングをやってみることにしました。
スペース全部を使って、ポイントごとにトレーニングをします。
まずその場でスクワットジャンプをした後、一番目のポイントへ。

バトルロープです。タルタルーガ初めてやります。

これはキツイ!

続いて、ダンベル!

さらにキツイ! ヒェー!
ちなみにポイント間はダッシュで移動です。

からの縄跳び!

タイムも測るので、休む余裕が全くありません!

最後はケトルベルの上下運動。ヒィー!




※i写真はジョハンさんの撮影。
フゥ~、タルタルーガなんとか頑張ってやり切りました。
ジョハン「タルタルーガさん、写真ちゃんと撮れてますか?もう一回やりますか?」
私「いいえ!もう大丈夫です(笑)!」
タルタルーガ、練習前から既に腕がパンパンです。でもいい運動になりました。
トレーニング終って、そろそろ練習時間です。

ジョハンさんもいろいろと準備。
段々と本日の参加メンバーが現れてきました。
その中で、見覚えのあるメンバーを見つけました。

彼(Portão)は数年前日本に留学していて、その時に東新宿支部(現:笹森道場)に通ってたんですね。
ブラジルフェスタにも来ていたのを思い出しました。
私「こんにちは。スラバヤには初めて来ました。今日はよろしくお願いします。」
彼「ヨロシクオネガイシマス」
私「東新宿支部での練習の思い出とかありますか?一緒に練習した人とか。」
彼「ソウデスネー。ササモリ先生にはお世話にナリマシタ。」
「他ハ、エー・・・・・・・・・ット、セイコサン?」

(笹森先生)

(聖子さん)

日本での生活はとても楽しかったそうです。

それでは、練習の開始です。

本日の練習は準備体操から始まって、3列で前に進みながら蹴りの練習。


段々と蹴りからの動きのコンビネーションもやっていきます。

ジョハンさんが見本を見せてくれます。

タルタルーガもやります。この日はアルマーダ、コンパッソからのポンチで裏周りを練習です。







こういった技はあまりやらないので、いい練習になります。

そして二人組になって練習。
この日は特に相手の横を取る動きをしました。


メイアルーア・ジ・フレンチを蹴って、反対の行先をブロック。


そこからの反撃の対応とかをやりました。






参加メンバーは若者が多く、みなさんなかなか上手です。
インドネシアは人口約2.5億人を抱える国(世界第4位)で、平均年齢は約29歳と非常に若く(日本の平均年齢は約48歳)、
練習も活気があります。

最後はみんなでホーダです!

みなさん頑張ってます。

Portãoとジョーゴ!



タルタルーガ、スラバヤでも頑張ります!

ジョハンさんとジョーゴ!





ジョハンさんは攻撃強いです!油断できません!!

いつも来ていただいているお礼に、テンポを代表して頑張ります!



ホーダも無事終って練習終了~。練習前のトレーニングからいい汗をかきました。
Zungu Capoeira Surabayaのみなさま、突然の日本人カポエイリスタの来訪にどうもありがとうございました。
練習後はストレッチをしながら、ジョハンさんが参加メンバーに日本のテンポのこととかを話していました。
インドネシアにカポエイラが入ってきた2000年初めころは、今のような手軽にYOUTUBEとかでカポエイラ動画を見れる時代ではなかったので、
当時テンポのWEBサイトで上がっていた技動画をインドネシアのカポエイリスタたちは参考にしていたそうです。

同時に同じアジアに住む日本人が頑張っていることに非常に刺激を受けたと言っていました。

ここで日本とインドネシアの歴史を説明すると、インドネシアは長らくオランダの植民地だったのですが(オランダ領東インド) 、
太平洋戦争中に日本軍の南方作戦(蘭印作戦)によって、日本に占領されていた時代があります。
その後、日本は連合国に敗戦し太平洋戦争は終結するのですが、その際に帰国せずそのままインドネシアに残った日本兵たちがいて、
彼らはその後インドネシア独立戦争に義勇兵として参加し、独立後も帰国せず現地にそのまま残留した日本兵もいました。
ジョハンさんのお祖父さんもその一人で、インドネシアで事業を起こして成功を収めています。
中でも「乾燥糸こんにゃく」の生産は、現地では捨てられていたこんにゃく芋を加工して作られていて、日本へも輸出されています。

インドネシア国内でもイシイという名前の糸こんにゃくがヘルシーフードとして販売されています。
裏には創業者の石井正治さんのメッセージが。

こんにゃくの生産はインドネシアと故郷日本の架け橋となる事業として行っていたそうです。
そして孫のジョハンさんもその意志を引き継いで仕事をされています。

今回はここスラバヤでカポエイラを通じて、インドネシアと日本の交流が出来ました。
スラバヤはインドネシアでは大きい都市ではあるものの、メジャーな観光地ではないので、
ビジネス以外では訪れる人が少ないですが、カポエイラで交流してみてはいかがでしょうか?
ちなみにタルタルーガ、一つ気になることがあったので、質問してみました。
私「ジョハンさんのアペリード、"カミカゼ"はすごくインパクトがあると思うのですが、どんな由来なのですか?」
ジョハン「あ~、初めの帯を取るときに、何も考えずに猛突進してきて危険だからメストレが付けたんですよ(笑)。ハッハー!」
この大らかなところがみなさんから信頼されてるのではないかと思いますね。

ジョハンさん、いろいろとどうもありがとうございました。
日本のメンバーもなかなか訪問できなかったので、今回スラバヤに来れてよかったです。
コロナが収まったら、是非またテンポの練習に来てください!
-----------------------------------------------------------
【-翌日-】

(スラバヤ・ジュアンダ国際空港)

さて、タルタルーガ、スラバヤを離れ次は首都ジャカルタへ向かいます。


空港は新しく、売店ではインドネシアらしくこんなバティック(ろうけつ染)のアイテムが売っています。


ジャカルタへはインドネシアのナショナルフラッグ、「ガルーダ・インドネシア航空」で飛びます。

CAさんもバティックで、アジアンテイストが旅行気分を盛り上げます。

では読者のみなさま、次回ジャカルタ編でお会いしましょう!

Dadah!
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2013/03/21(木)
Caranguejo in Indonesia!!
サーファーのメッカ、バリです。
サーフィンのスキルは超初級レベルだけれど、
気持ちだけ先攻して旅立ちを決めました。
”今年こそはなんとしても◯◯◯に行きたい”的なアレです。

青い空と暖かい海、高さのある分厚い波が
コンスタントにある極上のロケーション。
最高のバケーションになるハズだったけど誤算が二つ。
ヘタッピなのと一人旅、という事でした。

これぐらい出来ればまた話は違ったかも知れないけど。
自分のレベルだと必然的に雨季のこの時期は
リゾートのクタしか選択肢がなく、そこでは
卒業旅行であろう女の子集団と、明らかにナンパ目的で来てるメンズ集団が
キャッキャキャッキャいちゃいちゃしてるのを指をくわえながら
横目で見て、”あいつら全員死ねばいいのに”
とか陰険な事は考えてないですよー
まあとにかく、寂し過ぎて死にそうでした。
でも日中、青い空と暖かい海で波に乗っていると寂しさを忘れられた。
サーフィンをしにきたのか、寂しさを紛らわすためにサーフィンしているのか、
だんだん分からなくなってきたそんな矢先・・
・・そうだ忘れてた。これはカポエィラテンポのブログでした。
ここのブログでよく海外の他団体の練習に参加している小川さんの
二番煎じ、いやもう三番煎じになってしまったけど
「外国でカポエィラ」に僕もトライして来ました。
ところが参加希望日の一週間前にメールしたにも関わらず
全然返事が来ない。何故だ!?勝手に行ってもいいものなのか?
カウサとカミーザ持ってきただけでそのまま持って帰ることになるのかな・・
ブログも書けないし竜太先生と林先生にも顔向け出来ないよ。
やけくそで明日一日ユニフォーム着てビーチで過ごそうかなと思っていたその晩、
やっと返事がありました。
”やあcaranguejo、僕達のトレーニングに参加ウェルカムだよ。
僕達のクラスにはいつもたくさんのビジターさんが来てくれて、
カポエィラのパッションをシェア出来てハッピーです。
月曜にあいましょう!AXE!!”(訳すとだいたいこんな感じ)
すごいウェルカムなメッセージが嬉しかった。
・・・けど遅えw
月曜当日。
初めてテンポの練習場所に行った時と似た緊張感。

薄暗い。
意を決して中へ。

They are studying Portugues.
他団体のレッスンに一人で行ったのも初めて。
英語にそこまで自信がある訳でもない。
借りて来たカニみたいに隅っこの方に逃げようかと思ったけど
逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ・・・
と、アタマの中で反芻しながら社交的な自分を演じる。
全員と握手をしたけど一人も名前を覚えられていません笑
音楽に合わせてレッスンが始まる。
ブラジル音楽じゃなくて普通にビルボードにありそうな洋楽で。
序盤はテンポの練習と同じような10回ワンセットの基本動作から。
ポンチ→うつ伏せ→ポンチ→うつ伏せでフロアを一周。
さらにポンチで歩いてフロアを一周。サーフィンと慣れない環境のせいで
疲れが溜まってるカラダにはVERYハード・・・
後、シャーパジラトーリアxエスキーヴァジへクーアで蹴り合いetc...
二つ円を作ってジョーゴが始まる。
こっちでは普通にホーダって言ってました。

ぶ、ブレる。
最後は一つのホーダで。

一曲が終わるタイミングでジョーゴを中断して
みんなで一斉に拍手してたのが印象的で面白かったです笑
ホーダが終わったらみんなでそのまま座って反省会。
英語だから、端々の内容しか拾えませんでした。
そして最後にもう一度だけ勇気を振り絞って"Can I have a group photo?"
(合ってるのか分からないけど)

今思うとサムライヘアーのまま行った方がウケが良かったかな。
この日練習に参加していたSenzala Capoeira BaliのMarinheiroに
自分のところの練習にも、とお誘いいただき翌日もレッスンに参加してきました。

今度の練習場所はこんな感じ。アスレチックジム。
この日は人数も少なく、ビギナーばかりだったので
特に念入りでマンツーマンで教えてもらいました。
特にハステイラバイシャ。
せっかく来てくれたんだから何か一つでも伝えたい、
そんな想いが伝わってくるレッスンでした。

日本に帰ってから”先日はありがとうございましたメール”をし、
Marinheiroから返信が来た。
”僕のクラスにも来てくれてありがとう。バリに来る時はいつでも
ここには君の家族がいる。カポエィラの家族が。
もし君のカポエィラの友人がバリに来た際は連絡をくれれば、
歓迎します。君の先生と友人にもよろしくお伝え下さい。
君といつかサーフィン出来る日を楽しみにしています。
また次回会いましょう。AXE!!!"
泣きそうになった。嬉しくて。
カポエィラがマイノリティであるが故か、はたまたカポエリスタの精神故か、
カポエリスタは国境を越えて通じ合える気がする。
こんな出会いや経験が出来たのはカポエィラを続けていたからかも知れない。
改めて、カポエィラとGrupo Tempoに感謝!!
サーファーのメッカ、バリです。
サーフィンのスキルは超初級レベルだけれど、
気持ちだけ先攻して旅立ちを決めました。
”今年こそはなんとしても◯◯◯に行きたい”的なアレです。

青い空と暖かい海、高さのある分厚い波が
コンスタントにある極上のロケーション。
最高のバケーションになるハズだったけど誤算が二つ。
ヘタッピなのと一人旅、という事でした。

これぐらい出来ればまた話は違ったかも知れないけど。
自分のレベルだと必然的に雨季のこの時期は
リゾートのクタしか選択肢がなく、そこでは
卒業旅行であろう女の子集団と、明らかにナンパ目的で来てるメンズ集団が
キャッキャキャッキャいちゃいちゃしてるのを指をくわえながら
横目で見て、”あいつら全員死ねばいいのに”
とか陰険な事は考えてないですよー
まあとにかく、寂し過ぎて死にそうでした。
でも日中、青い空と暖かい海で波に乗っていると寂しさを忘れられた。
サーフィンをしにきたのか、寂しさを紛らわすためにサーフィンしているのか、
だんだん分からなくなってきたそんな矢先・・
・・そうだ忘れてた。これはカポエィラテンポのブログでした。
ここのブログでよく海外の他団体の練習に参加している小川さんの
二番煎じ、いやもう三番煎じになってしまったけど
「外国でカポエィラ」に僕もトライして来ました。
ところが参加希望日の一週間前にメールしたにも関わらず
全然返事が来ない。何故だ!?勝手に行ってもいいものなのか?
カウサとカミーザ持ってきただけでそのまま持って帰ることになるのかな・・
ブログも書けないし竜太先生と林先生にも顔向け出来ないよ。
やけくそで明日一日ユニフォーム着てビーチで過ごそうかなと思っていたその晩、
やっと返事がありました。
”やあcaranguejo、僕達のトレーニングに参加ウェルカムだよ。
僕達のクラスにはいつもたくさんのビジターさんが来てくれて、
カポエィラのパッションをシェア出来てハッピーです。
月曜にあいましょう!AXE!!”(訳すとだいたいこんな感じ)
すごいウェルカムなメッセージが嬉しかった。
・・・けど遅えw
月曜当日。
初めてテンポの練習場所に行った時と似た緊張感。

薄暗い。
意を決して中へ。

They are studying Portugues.
他団体のレッスンに一人で行ったのも初めて。
英語にそこまで自信がある訳でもない。
借りて来たカニみたいに隅っこの方に逃げようかと思ったけど
逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ・・・
と、アタマの中で反芻しながら社交的な自分を演じる。
全員と握手をしたけど一人も名前を覚えられていません笑
音楽に合わせてレッスンが始まる。
ブラジル音楽じゃなくて普通にビルボードにありそうな洋楽で。
序盤はテンポの練習と同じような10回ワンセットの基本動作から。
ポンチ→うつ伏せ→ポンチ→うつ伏せでフロアを一周。
さらにポンチで歩いてフロアを一周。サーフィンと慣れない環境のせいで
疲れが溜まってるカラダにはVERYハード・・・
後、シャーパジラトーリアxエスキーヴァジへクーアで蹴り合いetc...
二つ円を作ってジョーゴが始まる。
こっちでは普通にホーダって言ってました。

ぶ、ブレる。
最後は一つのホーダで。

一曲が終わるタイミングでジョーゴを中断して
みんなで一斉に拍手してたのが印象的で面白かったです笑
ホーダが終わったらみんなでそのまま座って反省会。
英語だから、端々の内容しか拾えませんでした。
そして最後にもう一度だけ勇気を振り絞って"Can I have a group photo?"
(合ってるのか分からないけど)

今思うとサムライヘアーのまま行った方がウケが良かったかな。
この日練習に参加していたSenzala Capoeira BaliのMarinheiroに
自分のところの練習にも、とお誘いいただき翌日もレッスンに参加してきました。

今度の練習場所はこんな感じ。アスレチックジム。
この日は人数も少なく、ビギナーばかりだったので
特に念入りでマンツーマンで教えてもらいました。
特にハステイラバイシャ。
せっかく来てくれたんだから何か一つでも伝えたい、
そんな想いが伝わってくるレッスンでした。

日本に帰ってから”先日はありがとうございましたメール”をし、
Marinheiroから返信が来た。
”僕のクラスにも来てくれてありがとう。バリに来る時はいつでも
ここには君の家族がいる。カポエィラの家族が。
もし君のカポエィラの友人がバリに来た際は連絡をくれれば、
歓迎します。君の先生と友人にもよろしくお伝え下さい。
君といつかサーフィン出来る日を楽しみにしています。
また次回会いましょう。AXE!!!"
泣きそうになった。嬉しくて。
カポエィラがマイノリティであるが故か、はたまたカポエリスタの精神故か、
カポエリスタは国境を越えて通じ合える気がする。
こんな出会いや経験が出来たのはカポエィラを続けていたからかも知れない。
改めて、カポエィラとGrupo Tempoに感謝!!
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読ませていただきました。ありがとうございました。katura「奇しくも11年前の今日」 カポエイラ結婚式 3月30日(土) 青帯 荻原さみーさん
ありがとうございます!荻原「奇しくも11年前の今日」 カポエイラ結婚式 3月30日(土) 青帯 荻原.わーステキ♡
おめでとうございます!!!!!!!さみー「赤帯アヴァリアサォン(昇段試験)」2018/07/05(木) 青帯 えんどーさみちゃん ありがとう!
細かいことは気にせずに、気軽に顔見せに来てね!久しぶりクラスもまた是非♪えんどー「赤帯アヴァリアサォン(昇段試験)」2018/07/05(木) 青帯 えんどー.わー!遠藤さん!!おめでとうございます\(^o^)/
私は何もかもを忘れてしまって練習行くの怖くなってるので、また久しぶりの人むけレッスンの開催楽しみにしてますっっ(*さみーカポエイラ・テンポに入って5年が経ちました 黄帯アヤコ.人見知りだなんて聞いたことねーぞ…!可児「花蓮巴西戦舞! Flower Sun and Rain (Capoeira in Hualien ,TAIWAN」 台湾 花蓮編 青帯TARTARUGA」.中国語の先生にカポエラのことを聞こうと思って準備して行ったら全く知らないそうな。
卡波耶拉は意味の無い音だけのあて字だと思うけど、「耶」はキリストのイメージがあalegre「母と娘と幸せのトロッカ・ジ・コルダス」 2016/07/03 緑帯 春日もしもりえさんがいなければ、メンバーにはなっていなかったと思う(笑)
一緒のお稽古の時、いつも嬉しい。
これからもよろしくお願いします!春日「母と娘と幸せのトロッカ・ジ・コルダス」 2016/07/03 緑帯 春日銀だこ食べながら読んでたのに、途中からどんどん泣けてきて困った…(>_<)
同じ親子メンバーとして、いつも頑張っている姿を尊敬してるし、励まされています。
ウチは相当なマイペー森山